中国の家庭料理には欠かせないのが“老干妈”です。基本的に唐辛子をベースにした油漬の調味料なのですが、ピーナッツ入りだとか肉入りだとか、いろんな種類があります。これを炒め物などの料理に加えるだけで、あら不思議、本場中国の味になってしまうのです。根こそぎ中国の味になるので、要注意レベル3。 それで、何気なく使っていた老干妈ですが、実はこんな逸話がありました。詳しくはこちらを読んで欲しいのですが、夫を亡くしたシングルマザーの陶华碧さんが、自分の小さな凉粉屋のテーブルに置いていた自家製調味料がとても美味しいということになり、調味料単体の販売を開始、やがて工場、そして中国有数の大企業へと成長するチャイニーズドリームです。この陶华碧さんは学校に通ったことが無く、文字も書けないのだそうです。それでも、水以外の飲み物を口にせず調味料の研究に全力で取り組み、一方では約1300人中6割以上の名前を覚えていると