3月4日に「Chikirinの日記」で公開されたエントリー「実は面倒な電子書籍」について、「この言説をそのまま放置できない!」と匿名でのタレコミがありましたので代理公開します。 ちきりん氏の電子書籍論がウソだらけな件 ちきりんという評論家だかコンサルだか、匿名だか有名だかわからん人が、「実は面倒な電子書籍」(魚拓)というエントリーで、ウソ八百並べてる。 まあ、紙の媒体は言うにおよばず、ネットにおいてもいわゆる「評論家」のものする「電子書籍論」というのはデタラメ、というのは業界の常識なので、今回もスルーしようかと思ってたけど、今回はほっとくと実害が及びそうなのでここで釘を刺しとくことにしますね。 で、全体は3部構成になっているが、そのどの部分もおかしい。なんというか、実際に手を動かさないで(ってこの人、セルフで電子書籍出してるはずなんだけど? 誰かにやってもらったのか)、ものすごい遠いぶどう
マンガ家・赤松健さんと株式会社GYAOが2015年6月に設立した、株式会社 Jコミックテラス会社の設立および事業に関する説明会に行ってきました。 会社設立の経緯と思い まず、マンガ家の赤松健さんより、株式会社 Jコミのこれまでについて説明。2011年に設立。全巻無料配信で、広告収益を100%作家に還元しています。絶版になってしまった本を、どうやって手に入れるか? 一般的には古本です。でも、ZIPでアップロードされちゃってるマンガのファイル(海賊版)が世の中にはいっぱい存在しています。10年くらい前から「Winnyで落としました!」というファンレターが届くようになったそうです。その海賊版撲滅を目指したのがJコミです。 株式会社 Jコミックテラス取締役会長 赤松健氏 掲載依頼は殺到、どんどん大きくなってきました。ただ、赤松健さんは週刊少年マガジンで連載中のマンガ家であり、なかなか手が回らなくな
小学館コミック 小学館コミック電子版の再ダウンロード期限トラップに関しては過去何度かお伝えしていますが、最近また話題になっていたので現在の状況を改めて調査してみました。 小学館コミック電子版の再ダウンロード期限トラップについては、これまで以下のような記事で指摘をしてきました。 BookLive!で小学館コミックの配信が始まったけど「小学館マンガ作品の端末へのダウンロードは購入から5年間です」という笑えない制限が付いていた ※2012年10月5日 【要注意】ニコニコ静画(電子書籍)の小学館作品は、他店より安価だけど180日間の制限がついている ※2012年10月24日 ITmedia eBook USERに寄稿している「電子書店完全ガイド」でも、「購入した本はどうやって保管されるか?」という項目で、何度も指摘をしてきたつもりでした。しかし、なかなかこういう情報というのは、認知されないものだと
電子書籍って「Kindle」以外のプラットフォームで出版する意味あんの?「武器としての書く技術」の売上データから考える – Blogos “「Kindle」以外のプラットフォームで出版する意味あんの?” という意見に、そろそろちゃんと反論しておきます。全力で釣られたクマー(ズザザザザ)。 まず前提として、ボクはセルフパブリッシングで「これもうきっとGoogle+ガイドブック」という本を3巻まで出しています。これまでの印税額トータルだと、現行モデルのMacBook Airを買ってお釣りが出る程度です。 販売しているのは、Kindleストア、iBooks Store、楽天Kobo、GooglePlayブックス、パブー、BCCKS、Gumroadです。最近までセルフパブリッシングで国内ストアに並べるのは無理だったので、土俵はある程度限定されています。トータルの印税額比率は、以下のような感じです。
対アマゾン、電子書籍で連携 書店や楽天など13社、めざせ「ジャパゾン」:朝日新聞デジタル 朝一番でこのニュースを見て、思わずのけぞってしまいました。何ですか「ジャパゾン」って。そして何より、なんでいまさら「電子書籍販売推進コンソーシアム」で実証実験なんですか。どうしたって、2000年に終結した「電子書籍コンソーシアム」を思い出してしまうではないですか。 寄り合い所帯で、責任の所在が曖昧になる。成果を出すことではなく、実験することが目的になりやすい。状況の変化に対し、迅速に対処できない。「船頭多くして船山に登る」といいますけど、正直嫌な予感しかしないです。 記事中にある「13社」は、全ては明らかになっていません。名前が挙がっている企業は、楽天、ソニー、日販、トーハン、紀伊国屋、三省堂、有隣堂、今井書店です。三省堂が入っているということは、恐らく BookLive! も加わるでしょう。 Boo
昨日、帝国データバンクから「出版業界2012年度決算調査」が発表されました。なんとなくニュース記事を斜め読みしていたので見落としていたのですが、マイナビニュースがタイトルに “電子書籍”への対応は裏目に!? 大手出版社、売上上位10社のうち7社減収 | マイナビニュース と書いているのを見て、「は?」と思わず声が出ました。 帝国データバンクの資料(PDF)を読むと、実際そのような記述があります。 各社ともに、今後の成長が期待される「電子書籍」への対応・展開を進めているが、売り上げへの寄与は限定的なものにとどまっている。現状ではむしろ、電子書籍の台頭が紙媒体の一部需要を奪う“負の側面”が大きいようだ。 いまさらカニバリズム論です。 資料中ではそれまで一切言及のない電子書籍が、「まとめ」でいきなり悪者にされていてすごく唐突感があります。因果関係が全く提示されていないのですよね。これはいったいど
5月15日のGoogle I/Oで、Google+に新機能が41個追加されたという発表がありました。主にPC版のUIが大きく変更され、タブレットやスマートフォンでの見た目にかなり寄せたような形になっています。ガイドブックをまた改訂しなきゃいけないなーと思いつつあちこちをチェックしていたところ、たまたま「名前付けポリシー」英語版のヘルプの表記に変更が加わっていることに気づきました。 鷹野凌4 days ago 英語設定だと、以前書かれていた「Use your common first and last name.」という表現がいつのまにか消えてる。”common name”がポリシーだったんじゃないの?(;^ω^) しかし日本語設定で見たとき書いてある「実名」って表現も、英語設定には無いんだよな……なんだこの微妙な表現。 Google+ Profile Names Policy – Goog
【広告】この記事内のリンクはアフィリエイトになっており、リンク先で商品が購入されると当ウェブサイトの運営者である鷹野凌に収入が入る仕組みになっています。 ※2013年5月7日のアップデートで、この不具合は修正されました。対応素早い! Kindle for Androidがアップデートして、ホーム画面がKindle Fire風に変更され、ページめくり動作の高速化が図られました。Kindle for Androidは結構メモリ消費量が大きくて、動作がもっさりしていたんですよね。また、Kindleストアで購入できるコミックは全般的に画質があまり良くないということもあり、Kindleストアで買うのは文字モノ限定、読むのはKindle Paperwhite限定という形の運用にしていました。 ところがゴールデンウィーク直前から、コミック1巻99円または50%ポイント還元というフェアを始めたので、試しに
赤松健さんが「ヤバい会だった」と述懐している「電子マンガサミット」へ、ボクも行ってきました。いやー記事にしづらい。これ、商業媒体には書けないです。 電子マンガサミット misokichi.com/chinge/2013/03… ★鈴木みそ先生のブログ。昨日はホントにヤバい会だった。(笑) #電子マンガサミット — 赤松健さん (@KenAkamatsu) 2013年3月7日 【出演(敬称略)】 鈴木みそ(漫画家) http://www.misokichi.com/ うめ・小沢高広(漫画家) http://www.chabudai.com/ 赤松健(漫画家、株式会社Jコミ代表) http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/ 鈴木雄介(eBookJapan会長) http://corp.ebookjapan.jp/ お酒の勢いもあったのかもしれませんが、「ええ!?」と思
ジャーナリスト本田雅一さんの記事でちょっと気になる記述があったので反論しておきたいと思います。 iPad miniを買う理由、買わない理由(本田 雅一) – 個人 – Yahoo!ニュース アップルはiTunesのApp StoreでもiPhone用とiPad用(両用ももちろんある)などに分けて掲載し、どちらに対応するか、両方なのかなどを購入が解りやすく認識できるようにするなど、比較的地味な流通システムの改良を重ね、デベロッパー向けのサポートも強化するなどしてiPad用アプリケーションを揃え、現在までに27万5000本以上が揃ったわけだ。対してアンドロイド端末向けのコンテンツ配信サービス、Google Playにはタブレット対応アプリケーションだけをリストアップし、検索する機能が備わっていない。 これは本田さんのおっしゃる通りで、現状では検索することができない形になっています。ただ、だから
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