毎度楽しみにしている、Linux Kernel Watch。今回はこんなお話が出てきました。 スケジューラの挙動は三巨頭会談で決まるのだ?(1/2) − @IT ついにLinuxにもadaptive lock導入か?! adaptive lockとは、Solarisなどで採用されているロック方式で、一定時間ビジーウェイトで待った後、通常のブロック型のmutexに縮退するというハイブリッド型のロックです。Linuxにおいても、過去何回かSolarisスタイルのadaptive lockが提案されてきましたが、どれも性能がイマイチだったこととLinuxカーネルの設計方針に合致しなかったため、マージされませんでした。 この提案は過去の提案とは異なり、時間によってspinとblockを切り替えるのではなく、ロック保持タスクが別CPUで動いているときはspinに、寝ているときはblockにと切り替え