アベノミクスで景気が上向いたと言われるが、賃上げやボーナスの増加でホクホク顔なのは一部の大企業だけ。その恩恵に与れず過酷な状況にあえいでいる業界は多い。共通するキーワードは「長時間労働」と「定額残業代」だ。介護、飲食、IT、アパレルetc.の悲惨な経営環境、労働実態をリポートする! ◆「イタメシ屋に改装する」突然の転職勧告に呆然【飲食業界】 日本フードサービス協会の調査によると、’13年の全業態トータルの年間売り上げは、店舗数の増加と客単価上昇から100.7%と2年連続で前年を上回ったものの、業態別では「ファストフード」(99.5%)が2年ぶり、「パブ・居酒屋」(96.5%)は5年連続の下落となった。 「外食産業でも特に厳しいのが居酒屋です。ライフスタイルの変化で『おひとりさま』向けのセールスポイントがない店舗は生き残れません。もはや“無料”や“激安”の謳い文句では客が来ないのです」と話す
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