2007/05/08 米サン・マイクロシステムズは5月7日(現地時間)、URIをユーザーの識別IDとして使う認証システム「OpenID」を正式にサポートすると表明した。同社でWebテクノロジー関連のディレクターを務めるティム・ブレイ氏が自身のブログで明らかにした。米国サンフランシスコで開催中のJavaOne会場でブレイ氏はインタビューに応え、「認証の問題は複雑で解決するのが難しい。だからOpenIDによって、世界が根底が変わるというものではないが、認証にまつわる複雑な問題に対して小さな一歩を踏み出したことにはなる」とコメントした。 OpenIDはシングルサインオンの認証プロトコル。特定の組織がIDを管理するのではなく、あちこちのサーバに分散する形でIDを保存するのが特徴だ。実装が容易でシンプルであることや、プロトコルがオープンで特定のグループのコントロールを受けないなどの特徴によって急速に