大相撲の春巡業のあいさつ中に土俵上で倒れ、女性から救命処置を受けた京都府舞鶴市の市長が、およそ3か月ぶりに公務に復帰し、土俵上の女人禁制について「今の時代に通用せず、救命処置を最優先に考えれば、男も女も関係ない」と述べました。 多々見市長はくも膜下出血と診断され、自宅療養を続けていましたが28日、およそ3か月ぶりに公務に復帰し、記者会見に臨みました。 この中で、多々見市長は「土俵上の『女人禁制』は今の時代に通用せず、救命処置を最優先に考えれば、男も女も関係ない。救命処置をしてくれた女性は看護師で、見捨てられなかったのだと思う」と述べました。 そのうえで、「しきたりを守るため、女性に下りるようアナウンスしたことを責める気はない。ただ、時代とともに変えるべき伝統や習慣もあるので、相撲協会は土俵の『女人禁制』が理解を得られるかどうか、話し合うべきではないか」と述べ、女性が土俵に上がることを認める