かさむ医療費を抑えるため、政府はジェネリック医薬品の普及を後押しするが、厚労省の調査では医師の半数以上が、ジェネリックに「不信感」を抱いていることが判明した。その要因とは? 《ジェネリック医薬品》 後発医薬品。特許が切れた新薬の成分を使って開発する割安な薬。新薬は原則20年は特許で守られ、高い価格で独占的に売れる。特許の期間が終わると、他のメーカーが同じ成分を使って安い後発薬をつくり、国が効き目や安全性を審査したうえで販売している。製薬企業にとっては研究開発費が安くすむため、価格も新薬より3~5割ほど安いとされる。〔日本経済新聞〕