「Google MapのAPIをいじってるとき、Hex(六角形)を地図の上に敷き詰めたらカッコいいんじゃないかと思ったのが最初のきっかけ。何個か描いた段階ですぐにワクワクしだしたのを覚えています」 そう話すのは、スマートフォンアプリ開発のディレクター職につく傍ら、自ら興した『GeoHex(ジオヘックス)』プロジェクトの代表として、同プロジェクトのエバンジェリスト(伝道者)を務める「sa2da」こと笹田忠靖氏だ。 笹田氏が生み出した『GeoHex』は、六角形を二次元上に敷き詰めると縦横斜め方向に隣接するすべての六角形同士の距離が等間隔になるという特性を活かしたマッピング図法であり、座標管理用のコード体系を含む包括的なシステムのこと。 独自に設計した斜形グリッドの交点をHexの中点とするアイデアにより、Hex生成にかかわる演算を大幅に簡略化できる特性を活かし、環境モニタリングなどにおける統計分