過激組織「イスラム国」とシリアやイラクで戦っているクルド人部隊が、他国からの武器供与が望めない中、ショベルカーなどを改造した手作りの戦車を使って地上戦を展開している。「砂漠の芋虫」と呼ばれる戦車はさながら100年前の第一次大戦時の戦車を彷彿(ほうふつ)させるが、米国や有志連合の空爆の効果が限定的とされる中、部隊は要衝を奪還するなど成果を挙げている。(岡田敏彦) 米や有志連合の空爆も効果わずか1%? まるで「スターウオーズ」…戦車をDIY クルド人部隊が開発した戦車は、正式には「特殊装甲戦闘車両サンドクローラー(砂漠の芋虫)」という。ショベルカーなどの建設機械を元に、寄せ集めの鉄板や装甲板を張り付け改造した。形はユーモラスだが、7・62ミリ機関銃と20ミリ機関砲を備える立派な戦闘車両で、時速8~32キロで走るという。 3両がくさび形陣形(パンツァーカイル)を組んで進む姿は迫力はあるものの、外
![【軍事ワールド】その名も「砂漠の芋虫」…「イスラム国」反撃にクルド人部隊が繰り出した“手作り戦車”(1/4ページ) - 産経WEST](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d8ec29eb1d33e87a7ee2fb23cf3272dd30d89029/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fapr_west%2Fimages%2Fv1%2Fbasic%2Fwest_ogp.jpg)