旧「村上ファンド」の運用などで「モノ言う株主」として知られる投資家の村上世彰(よしあき)氏(59)が、高校生への金融教育への取り組みを本格化させている。カドカワが開校した単位制の広域通信制高校「N高」が2019年5月22日、新たに開設する「投資部」の特別顧問に村上氏を迎えると発表した。 村上氏は小学生~高校生を対象に全国で「お金」に関する授業を行っており、これまでに5000人程度が受講してきたが、継続的に指導するのはN高が初めて。この日行われたガイダンス授業では、インサイダー取引の容疑で自らが逮捕された事件にも言及。実業家の堀江貴文氏(46)を引き合いに「堀江さえいなければ僕は逮捕されなかった。それは言わしてほしい」などと話し、生徒の笑いを誘った。 「お金にマイナスイメージ持っている人が日本の既得権益の人の中に多い」 「投資部」は、小論文で部員50人を選び、7月から5人1組のチームで投資を