2014年、名古屋に住むある男性が殺害される事件がありました。 その男性には同性パートナーがおり、パートナーの男性は国の制度である「犯罪被害者給付制度」の遺族給付金申請を起こしましたが昨年末、愛知県公安委員会は不支給の決定をしたという報道がされました。 2人は約20年間共に暮らし生計を一にしていたそうです。夫婦同然ですよね。 犯罪被害者本人や遺族に対する補償をするこの制度。またもや同性パートナーの壁が立ち塞がった形になりました。 犯罪被害者給付制度とは? この制度は、殺人などの故意による犯罪で不慮の死をとげたり、重傷病または障害という重大な被害を受けた犯罪被害者本人や遺族に対し、所定の給付金支給を行い精神的・経済的打撃の軽減を図る国の制度です。 給付金の種類は3種類あり、重傷病給付金、障害給付金、遺族給付金となっています。いずれも一時金形式で支給されます。 この中で、犯罪被害者の遺族に対し