神奈川県大磯町立中学校の給食から異物が相次いで見つかり、大量の食べ残しが出ている問題で、町が製造業者の変更を検討していることがわかった。 一方、この業者が取引先などに対し、町や学校、生徒側に責任を転嫁しているように受け取れる文書を配布していたことも発覚。町は事実関係の調査を始めた。 22日の町議会決算特別委員会で町側が明らかにした。中崎久雄町長は「子供たちに大きな精神的負担をかけ、お詫びする」と改めて謝罪し、「町の認識や危機管理に甘さがあった。早急に解決したい」と述べた。 弁当の持参が特例的に認められた20日に約6割の生徒が弁当を選んだことを踏まえ、町議から「選択制」の導入を問われた町側は「異物混入で精神的に(給食を)食べられない生徒が増えている」と分析。当面は給食と弁当を併用する対応を取りながら「選択制(の導入)も検討していく」と答えた。野島健二教育長は「給食に期待する保護者もいる。安心