素晴らしいメールが届いた。私は「わたり文庫」という名前で、循環型の図書館のようなものをやっている。基本的なコンセプトは「誰かに無理やりでも読ませたい本を、自分しか読むことのできない本棚に並べておく(所有する)のではなく、ひたすら次のひとに回していく(共有する)」というものになる。私は本が好きだ。自分の好きな本をコレクションすることも好きだけれど、しかし、自分が素晴らしいと思う本を自分の本棚に並べているだけでは、その素晴らしさが広がることはない。そこで「自分が素晴らしいと思うことこそ、独り占めをして所有をするのではなく、循環させていった方がいいのではないだろうか」と思い、わたり文庫を開設した。最初、自分にとって大切な本を手放すことはなんだか惜しいような気もしたけれど、繰り返し読み直していた訳でもなく、本当に必要なものであれば再び手元に戻ってくるだろうとも思ってはじめた。 私は、このいばや通信
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