フィリップスが、睡眠支援ウェアラブルデバイス「SmartSleep」を日本で発売した。2018年秋に欧州のエレクトロニクスショー「IFA」を取材した際に見つけ、日本での発売を心待ちにしていたデバイスだ。ヘッドギアのような外観は大げさに見えるが、実際の使い勝手や効果はどうか。 SmartSleepは、フィリップスが日本に初めて投入するSleepTech(スリープテック)デバイスだ。欧米では眠りを支援するさまざまな技術がスリープテックと呼ばれ、脚光を浴びている。筆者が取材に行く海外のエレクトロニクスショーでも、ここ数年はスリープテック関連の製品が目に見えて増えている。 OECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本人の平均睡眠時間は米国や中国、欧州各国に比べてかなり短いという。19年の調査では500分を超える国が多かったのに対し、日本は442分と最短の水準だった。睡眠不足は生産性の低下や体調
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