携帯電話を新規で購入・契約して、すぐに解約する――。そんな携帯電話ユーザーが現れ始めた。本当のお目当ては、携帯電話に搭載されているデジタルカメラやテレビといった付加機能。これらの機能が解約後も使えることを逆手に取り、通信不要の安価な多機能端末として使い続けるためだ。 ●カメラ付きの普及逆手に 携帯電話のカメラ機能は、今やデジカメと比べても遜色ない。カード型メモリーの差し込み口がある機種も増えており、撮影した画像をパソコンに移すのも容易だ。さらに携帯電話は、電卓や簡単なスケジュール管理、メモ帳などの機能を標準装備。通信機能を使わないゲームソフトを事前に保存しておけば、解約後はゲームも楽しめる“多機能デジカメ”になる。通信機能など必要ない、というわけだ。 こうした高機能な端末は、店舗によって異なるが、100万画素級のデジカメ付きなら1万円台、200万画素級なら2万円台で購入できる。旧型にな