早いもので、初音ミクZ4がデビューしてから、ちょうど1年が経った。デビュー前のカラーリング施工取材から始めて、数々のレースを見てきたが、今回のレースほど白熱したレースは他になかったと断言できる。 大幅に進化した足回りのおかげで、予選から良いタイムを連発し、人気投票では1位を勝ち取った。そして決勝グリッドは最後尾ではなく、12番手からという絶好のポジション。 応援に駆けつけた個人スポンサーも、家で実況を見ていたファンも、かなり胸が熱くなったに違いない。もしかして、もしかするかも!? と誰もが夢と希望に胸を膨らませていただろう。 伝統のレースも不況の煽りを受けて、走行距離が1000kmから700kmになり、ロングディスタンスというよりは、ロングスプリントという「耐久なんだけどゴリゴリとタイムを削っていく走り」をしなければいけない性質のレースになった。タイトルも「ポッカ1000km」から「ポッカ