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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (266)

  • [書評]不謹慎な経済学(田中秀臣): 極東ブログ

    講談社BIZというブランドから、二、三時間で読める軽いタッチの執筆と編集で作成されているし、実際さらりと読めたのだが、書「不謹慎な経済学(田中秀臣)」(参照)の読後には少し微妙な思いが残った。しいていうと、「もったいない」という感じだろうか。私が書の編集に関わっていたら、もっとばっさり切り刻んで一時間で読めるにして、もっと裾野の広い読者へ読ませたいと夢想した。 が、そうすることで田中がためらいながらしか述べることができない重要な部分(湛山の理念など)もまた切り落とされるだろう。どちらがいいのかわからないなと戸惑っていると、明快!教えてダンコーガイ!ではないが、ブログ404 Blog Not Found「不謹慎が不徹底」(参照)に通勤特快高尾行き的な書評が上がっていた。 目次を見ての通り、書では多彩な話題が取り上げられている。いや、多彩すぎるのだ。そのおかげでどこに焦点が当たっている

  • 超訳「片羽少女」: 極東ブログ

    ユーチューブの”Katawa Shoujo (Disablity Girls):An original visual novel”(参照)が面白くて、ちょっと訳してみようと思ったのだけど、口語が難しいのと、日語としてこなれないんで、ええい誤訳ごまかしの超訳にしちゃえっていうネタがこれ。ついでに人名には漢字を充ててしまいました。 関心もった人はもっといい訳にして、字幕ものでも作ってくれると吉。それと、これ、著作権とかでマジーとかでしたら、削除します。じゃ。 * * * * * * * * * * 僕は自分が窓の外を眺めているわけに気がついた。 生徒が多数向かって行く大講堂には堂がある。下に見える戸口から生徒があふれ出し講堂に向う。この学校の講堂は、まるで伝説の龍が居座っているみたいだ。あるいは丘の上に鎮座する王様。でもこの王様は巨大過ぎたし王位を守る気力もなさそうだ。 講堂は昔、産業会館

  • 米国偵察衛星のミサイル破壊: 極東ブログ

    米国偵察衛星のミサイル破壊実験だが、15日付け産経報道では”米衛星破壊、ミサイル発射は20日以後”(参照)とあり、そういえば今日だなと思い出し、欧米のニュースを見ると19日ロサンゼルスタイムズ”Pentagon might launch missile at satellite Wednesday”(参照)によれば米時間で今日ということだ。けっこう早いものだなと思うので忘れないうちに雑感程度だが書いておこう。 米国偵察衛星のミサイル破壊実験についてだが、15日付け朝日新聞記事”米、偵察衛星をミサイルで破壊へ 人体に有害な燃料搭載”(参照)の書き出しが簡素に要点をおさえている。 米国防総省は14日、制御不能で地上に落下する見通しのスパイ衛星を、大気圏再突入前にミサイルで破壊する、と発表した。衛星には人体に有害な燃料ヒドラジンが積載されており、地上への飛散を回避するのが主な目的。米国のミサイル

  • コソボ独立宣言、迫る: 極東ブログ

    コソボ独立宣言が迫っている。ニュース報道では17日という予想が多い。この問題について私が特定の見解を持っているわけではないが、時代のログとして看過できないので簡単に触れておきたい。 この問題は、大筋では地位問題である。国家の地位問題は日近代史さらには日近隣国家の問題として重要な問題を示唆する部分もあるだろう。 ウィキペディアを見ると単独の項目が立っていて(参照)、簡素な説明がある。一言でいえばこうだ。 コソボ地位問題(又はコソボ地位プロセス)とは、国連暫定統治下にあるセルビア共和国のコソボ地域の最終的な国際法上の地位を確定する問題。 概要も手短にまとまっているが、実際的な問題化はコソボ紛争の関わりが深い。 コソボは1991年にユーゴスラビア連邦共和国(当時)からの分離独立を宣言した。これを国際的に承認したのはコソボと同じアルバニア人国家であるアルバニアのみで、国際承認というプロセスにお

  • チャド情勢、本質はダルフール危機: 極東ブログ

    チャド情勢について多少推測を交えて踏み込んでおきたい。というのは、この問題の質はダルフール危機なのだ。このブログでの関連エントリはいくつかあるが、とりあえず「極東ブログ: ダルフール危機からチャドにおけるジェノサイドの危険性」(参照)は近い文脈にある。 まず日国内のこの事態へのジャーナリズムの扱い方から触れたい。私たち日人の公的な関わりがここで問われているからだ。典型例として、6日付け日経新聞社説”AUは紛争解決へ意志示せ”(参照)を取り上げたい。誤解なきよう前もって述べておきたいのだが、同社説を批判したいのではない。むしろ日経はこの問題を社説に取り上げただけ他紙よりはるかにましだと言える。 冒頭はこうだ。 産業基盤の強化を主な議題にアフリカ連合(AU)首脳会議が先週末開かれたが、ケニア、そしてチャドの治安情勢の悪化に翻弄(ほんろう)された。アフリカではスーダンのダルフール地方、ソマ

  • 米国のインフレ懸念とか日本の団塊世代への歳出抑制が問題とかちょっと言いづらい: 極東ブログ

    サブプライム問題に端を発した経済不安だが、さすが株価に及んでくると事態は深刻度を増している。ただし、バーナンキ僧正耐久力テストとしてはこのくらいの事態になるだろうということは想定していたシナリオどおり。ざっと見た感じではまだ耐久力がありそうだ。問題はたぶんインフレのほうだし、そしてもう一つの大きな問題がある。そこがこのエントリのテーマなのだが、いやさらにもう一つあるか。そちらは中国の問題。端緒のように中国の銀行もサブプライム問題を抱えているのではないかという懸念がわき上がったら、すかさず鎮火した。よかったと言えるのだろう。他に言いようがない。 ブログをさぼっている間に状況は刻々と変化しているのだが、米国で景気刺激策として1000億ドルが検討されたおり、コラムニストのロバート・サミュエルソンがこれは子供だましと言ってのけた。政権側はこれにもう少し上乗せという流れになったが、これはバーナンキ僧

  • 世界銀行による各国国内総生産比較雑感っていうか、中国なぁ: 極東ブログ

    2007年が終わる。いろいろあったが振り返れば暢気な年と顧みられるのではないか。そんな思いも込めて、今年最後のエントリを書いておこう。世界経済の今後の動向みたいな話だ。 枕は18日に発表された世界銀行による05年各国国内総生産比較で、話題としては、中国が購買力平価では世界第2位の経済大国に躍り出たことだった。ニュースとしてはAFP”中国、購買力平価では世界第2位の経済大国 世界銀行が発表”(参照)がある。 世界銀行(World Bank)は17日、2005年の各国の国内総生産(Gross National Product、GDP)を比較した調査結果を発表した。それによると、購買力平価(Purchasing Power Parity、PPP)でみると中国は世界第2位の経済大国となっているという。 購買力平価ってなんぞや(この言い回しも今年で終わり)という人は、ウィキペディアの関連項目「購買力

  • ポールソン&ウー、国際熟年男女デュエット、熱唱して引退: 極東ブログ

    タイトルに懲りすぎたかな。大した話ではないけどなんとなく気になっているんでブログに書いておこう。話のきっかけはブログ「債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」(って書いてみてすごいタイトルだよね)のエントリ”正念場”(参照)。私の関心はというと、ごく余談的に触れられているところ。 一方、あまり報じられていませんがポールソンは北京に行ってます。この一大事に東京では無く北京です。ここでも散々申し上げてきた"JAPAN PASSING" がいよいよ現れてきました。いくら球を投げても反応しない日を相手にするくらいなら、中国の方がはるかにリライアブル、という判断が出ても仕方ないですよね。 違和感というほどではないけど、ふーむと思った。読み進めてさらにふーむ、と。ちょっといわく言い難いのでぼそぼそとエントリで展開してみる。 ポールソンの訪中だが珍しいことではない。けっこうしょっ

  • なんとなく最近iPodで聞いている曲 その2: 極東ブログ

    以前、「極東ブログ: なんとなく最近iPodで聞いている曲」(参照)を書いたけど、その後のなんとなく最近iPodで聞いている曲という話。前回同様、特にテーマもなければテイストもないし、そんな好きな曲ということでもないのだけど、という感じで。 花篝り 滴草由実 滴草由実という歌手についてはまるで知らなかった。ウィキペディアをみると1984年鹿児島県生まれとのこと。面立ちを見ると気のせいか以前仕事の同僚だった鹿児島県出身の女性に似ているような気がする。歳は23歳。若いけどすごい歌唱力がある。「花篝り」はテレビ朝日系ドラマ「京都地検の女」主題歌とのこと。サビの部分についてはなんとなく聞いたことがあり、たまたまiTMSで見かけて買った。聞いてみて驚いた。複雑というのではないが曲の途中で不思議な印象の作りになっていて、昔聞いた70年代ロックを連想させる。それがなにか思い出せないが心の奥底から興奮させ

  • 韓国大統領選についてけっこうどうでもいい感想: 極東ブログ

    韓国大統領選だがあまり関心を持っていなかった。関心は当然誰が大統領になるかということに向かうはずだが、これが根的に読めなかったからだ。 単純に考えればハンナラ党李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長になるでしょう、盧武鉉大統領のおかげです、となるのだが、金融関係の疑惑問題を引きずっていてそこでずこんと落ちる可能性は大きいのではないかと思っていた。というか、そのずこんの可能性が外国人である私からは読めない。 加えて、進歩系旧与党、大統合民主新党鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一相よいしょの声が奇妙なほど大きく02年の盧武鉉当時候補のような展開でもあるのだろうかといぶかしい思いがしていた。例えば日版ニューズウィーク(10・31)記事”モテ系キャスターが狙う大逆転”ではこんな締めになっている。 経済発展か、それとも平和か。結局のところ、今回の大統領選挙はこの二つのテーマをめぐる争いになるのかもし

  • みんなでプーチンを呼び捨てにする昨今: 極東ブログ

    ロシア下院選挙について大手紙の社説が揃ったが、面白くなかった。もともとロシア下院選挙自体がつまらないから、そんなものとも言えるのかもしれないが、日のジャーナリズムは反露というか嫌露という印象を受ける。そういえば、先日のクローズアップ現代で解説の大学の先生がプーチンプーチンと呼び捨にしていた。他国の大統領ではそういうこともないのではないか。日のジャーナリズムは対ロシアとなると拙い感情面が出ているようだ。大手紙社説を順繰りに眺めてみよう。 まず読売新聞社説”ロシア下院選 退任後の基盤固めたプーチン”(参照)だが、旧ソ連時代のような冷戦的な構図を描いて日のスタンスを問うといった雰囲気だった。 選挙結果を受け、プーチン大統領は、従来路線を継続、発展させながら、大国ロシアの真の復活を目指すだろう。その際、対外的に強硬姿勢を取る誘惑にかられる機会も増えるのではないか。 プーチン大統領は下院選の直

  • [書評]センスを磨く 心を磨く(ピーコ): 極東ブログ

    ピーコのを読んだことがない。名前は知っていても単に関心がなかった。でも先日立ち寄った書店で新刊書のところで「センスを磨く心をみがく(ピーコ)」(参照)を見かけ、なんとなく気になったというだけの気分で買って読んだ。挿絵も懐かしいトーンだった。 話は存外に面白かった。そう大げさなものでもないけど生きる指針みたいのを得られた。自分より一回り年上の人の感覚がよく表現されていて、ああ、もう一回り生きてこんなふうになれたらいいものだな、と思った。こんな言葉が身に染みる。 30代より40代の方が時の流れが速いと思ったものでした。でも40代より50代の方がもっと速く感じました。 過去の自分を振り返ってみても、若い時の苦労や飢餓感が人間を深く大きくしてくると思っています。 苦しかったことや、足りなかったことが60も過ぎると楽しく感じられるのです。 父は、ちり鍋をつまみながら熱燗の辛口を3合ほど飲むと、額の

  • [書評]人生は負けたほうが勝っている(山﨑武也): 極東ブログ

    あまりブログを書く気がしない。なら書かなくてもいいのだろうが、思うことがないわけでもない。またあまりストレートなことを書くのもなんだしと逡巡して時は過ぎる。そんなことを思いながら雑多に読んだの山を見ていると、「人生は負けたほうが勝っている 格差社会をスマートに生きる処世術 (山﨑武也)」(参照)を見つけた。 今年の年頭に出たもので書店で表題を見て惹かれて読んだ。私も、人生っていうのは負けたがほうが勝ちだよな、と思っているくちなので、同意見だなとそれだけの理由で読んだものの、いろいろ啓発されることがあった。ただ、こういうのは若い人にはわからないことが多いだろうしとこれもまた時が過ぎ去った。が、さらりと再読してやはりこれは良書というか、30代くらいのビジネスマンなら今読んでおくとおかないとで20年後に違いがでるかもしれない大人の知恵が詰まっているなと思った。ので、ちょっとエントリに書いてみる

  • 小沢民主党辞任問題で些細な床屋談義でもしてみるか: 極東ブログ

    小沢民主党辞任がらみのウラについて少し素人の推測をしてみよう。あくまで一線踏み出した推測に過ぎないのでご関心のあるかたは適当に、つまり床屋談義程度に受け止めてほしい。 今回のどたばた騒ぎには、福田と小沢に加えて、読売新聞という大きなプレーヤーが介在した。もちろんその背景の勢力も存在する。昨日の小沢の辞任発言では、朝日と日経以外という限定で日のジャーナリズムに向けた怒りが含まれていた。なぜ朝日と日経なのか。怒りの対象として読売を名指ししなかった点も興味深い。詳しく見ていくと日経なども読売のフカシをフォローしており、報道に慎重だったのは朝日とNHKであったようにも見える。もちろん小沢の勘違いはあるかもしれないし、それほど考慮した名指しではなかったかもしれない。だが昨今の新聞再編成で、読売を基軸として朝日と日経が連合していく流れで見ると、そこに朝日と日経が追従していく姿勢に釘を刺したかったのか

  • 小沢一郎民主党代表辞意撤回の感慨: 極東ブログ

    一昨日そういえば小沢の辞意撤回ってあるの?と訊かれた。ないよと即答した。「断言できる?」「いや、断言は、できない」。 なにかは起きると確信していた。今回の件はどうも見えない部分がある。自分の書いたエントリも思い出した(参照・参照) 小沢ワッチャーの一人として私が思うのは、彼の命を支えているのは政権交代だけだろうから、そのために彼は最後まで忍耐するだろう、というあたり。 私は今回の件では当初、小沢さんご苦労様でした感があり、小沢もがんばってもここまでかと思っていた。だが、たぶんまた小沢を中心として激震が続くのではないかと思うようになった。それを期待すべきかどうかはわからないにせよ。 そして昨晩、辞意撤回の報を聞いた。驚いたといえば驚いたが、今の小沢は政策に関しては党議を優先し単独行動はしない(だがやや今回はグレーな部分はある)。今回の「大連立フカシ」にしても、そういう話があるなら党に持ち帰っ

  • 最近の米価下落についてのメモ: 極東ブログ

    先日NHKの朝のラジオで農政学者大泉一貫宮城大学教授が、最近の米価下落について話していて興味深かった。備忘を含めてメモ書きしておこう。 まず現状だが、公設の米入札機関、米価格センターでは、米価は今月に入って昨年比で8%下落しているとのこと。従来も米価下落はあったが3%前後だったので今年は異例ということになる。なぜ米価は今年がくんと下がったか? 豊作だから下がるという単純なことではないらしい。 大泉によれば、問題の基軸は米価に市場の需給動向が反映されるようになったということだ。従来は、生産調整政策や、米価格センターが希望価格・入札制限で高値誘導をしていてその影響が強かった。しかし生産調整効果は薄れ、米価格センターの改革も進んだために市場が機能しているらしい。 生産調整の背景には3つの要因があるとのこと。(1)消費量の減少速度が速い、(2)今年は適性需要より20万トン上回っていた、(3)海外

    yosh0419
    yosh0419 2007/10/29
    21世紀日本のアンタッチャブルな領域
  • 極東ブログ: イラクのテロ件数が減少しているらしいのだが知ってた?

    イラク情勢についてちょっと気になることがあるので簡単にメモしておきたい。気になるなというくらいで特に深い意味はないので、そこんとこ、よろしく。 どう切り出すかも少しためらう。あまりいいソースではないのだけど、切り出しが面白いのでNews-Leader.comの”'No news' in Iraq bad news?”(参照)を借りてみよう。 Last week, ABC's Charles Gibson introduced a segment about Iraq on "World News Tonight" with this curious remark: "The news is (pause for effect) that there is no news. The police told us today that, to their knowledge, there we

  • 中国共産党大会人事の不安: 極東ブログ

    中国共産党の党大会が終わった。眼目は端的に言えば、胡錦濤派と江沢民系上海閥との人事の戦いで、私は焦点を曽慶紅の引退に当てていた。結果から言えば甘い読みだった。流れ的に胡錦濤側が優勢だと見ていたのだが、結論から言えば、曽慶紅とバーターのように江沢民系上海閥の勝利に終わったかのようにさえ見える。 私の読みはすでに昨年「極東ブログ: 胡錦涛政権の最大の支援者は小泉元総理だったかもね」(参照)で書いておいた。率直に言って内部抗争に私が詳しいわけもないので、NHK系の解説員の見解に同意したに等しいものだった。 具体的に政治局常務委員会のメンツを並べるとこうだ。 胡錦濤 中共中央総書記、中華人民共和国国家主席、中共中央軍事委員会主席、中華人民共和国中央軍事委員会主席 呉邦国 全人代常務委員長 温家宝 中華人民共和国国務院総理 賈慶林 全国政治協商会議主席 曽慶紅 中華人民共和国国家副主席 中共中央書記

  • ブラックウォーター事件メモ: 極東ブログ

    ブラックウォーター事件は、日でまったく取り上げられていないわけではないが、米国での扱いに比べると小さい。少なくとも大手紙の社説では取り上げられていない。日の問題ではないということかもしれない。数日前赤旗でべた記事を見かけたが、日のいわゆる平和勢力による論評もあまり見かけない。ニュースの引用に一言コメントというタイプのブログでは、ブラックウォーターが悪いのは当たり前で別段今回の問題は取り上げるほどでもないといった印象も受ける。もちろん、そうしたことは私の印象に過ぎず間違っているかもしれない。いずれにせよ、私はこの事件は重要だとも思うので時代のログとしてメモをしておきたい。 ブラックウォーターは戦闘地域などで米国関連の要人の警護や輸送を行う民間警備会社だが、実態からは傭兵と見てよいだろう。イラクでの活動が目覚ましい。ウィキペディアでは、「民間軍事会社」(参照)とし、粗っぽく記載している。

  • キルクークを併合してクルディスタンが独立するまであと二歩くらい: 極東ブログ

    不安を煽るようなエントリもどうかと思うが、これは刻々とやばい道に進み出していると思えるので今の時点で簡単にエントリを起こしておこう。イラク問題だが、朝日新聞のように大義だけを他人事のように暢気に論じて済ませるわけにはいかない難問、つまり、クルド問題だ。 例によって日では報道されているのかよくわからないし、事態はそれほど問題でもないという判断なのか、このニュースをブロックする要素でもあるのか。話は、イラク北部キルクーク域内のアラブ人が補償金を得て帰還するということ。なぜそれがやばいのかは順を追って説明するが、まず事実から。27日付AFP”Thousands of Iraqi Arabs paid to leave Kirkuk”(参照)より。 Thousands of Iraqi Arabs have accepted financial compensation to leave the