アトレンタは,11月18日に新横浜で「Atrenta User Meeting 2010」を開催した。前半には,ユーザー2社が講演した。富士通九州ネットワークテクノロジーズ(QNET)とルネサス エレクトロニクスである。富士通QNETは,米Atrenta, Inc.のフォーマル・ベリファイア「SpyGlass-AutoVerify」に関して,ルネサスは制約条件チェック・ツール「SpyGlass-Constraints」に関してそれぞれ語った。 富士通QNETからは,吉谷裕二氏(システムロジック開発センター第二開発部)が登壇した。同社は機能検証の効率化のために,別のEDAベンダー(筆者注:米Cadence Design Systems, Inc.)のフォーマル検証ツールを導入したことを3年ほど前に発表している(Tech-On!関連記事1)。その時の講演者は,同ツールの使い心地を「サクッとプロ