『第9地区』鑑賞。 すごい!ぶったまげた!おもしろかった!最高だ!もうオレ人間嫌い!エビでいいよ!エビになりたい!あの腕とエイリアン銃くれ!すぐにくれ! これは全世界の不安を凝縮した『トゥモロー・ワールド』や、9.11と怪獣映画を結びつけた『クローバー・フィールド』に並ぶ傑作と言って差し支えないかもしれない。というか、映画を4つくらいのブロックに分けたら同じところに入るだろう。 アパルトヘイトの問題をエイリアンと地球人の関係に置き換えて、それをフェイクドキュメンタリーで簡単に説明する出だしからSFの体裁を借りた現実的な物語であることが分かる。しかもここは主人公を演じたシャールト・コプリーの軽妙な演技もあいまって、かなり笑わせてくれる。ボンクラそうな風貌の職員を集めたことも評価すべきだろう。巧みな編集も相まって、前半はドキュメンタリーとして、とてもおもしろいモノに仕上がってる。というか、かつ