プロレスを主たる取材対象とするフリーライターにして、シーランド公国伯爵の須山浩継が、タダで読めるのをいいことに、更新ペースやネタに関してはまことに身勝手なスタンスで書き綴る日記。気が向けばプロレスのことも書くが、あまりその方面のことは過剰に期待しないように。 プロレスにおけるメジャーとインディーについて考察するにあたって、まずは日本プロレス界におけるメジャーとインディーという単語の歴史を振り返ってみたい。というのも、少なくとも昭和の日本プロレス界ではメジャーもインディーも、単語として存在していなかった。そもそも日本のプロレス界にはインディーが存在していなかったからだ。「国際プロレスは日本初のインディーだった」と後に語られることはあったが、少なくとも私は団体が存在している間に国際がインディーと呼ばれているのを、聞いたことも読んだこともない。 日本のプロレス界においてメジャーとインディーという