1996年、米マイクロソフトがまだハイテク業界のトレンドの先頭を走っていた頃、同社は「エクスペディア・トラベル・サービシズ」という名の小さなブランドを立ち上げた。人々に、休暇旅行の予約をオンライン上で行わせようという試みだ。その成功は、すぐにはやって来なかった。 当時インターネットにつながっている家庭はほとんどなかった。そのうえ、ほとんどの人は、休暇のお楽しみをネットで買うというアイデアを全く馬鹿げているものと考えたからだ(クレジットカード情報をウェブブラウザーに入力なんてとんでもない――と思われていたことは言うまでもない)。 旅行代理店の売り上げ第1位と3位がオンライン 今、このアイデアを聞いて常軌を逸していると思う人はほとんどいない。エクスペディアは今や世界最大の旅行代理店に成長している(マイクロソフトは2001年にエクスペディアを売却している)。昨年、エクスペディアを通して行われた予
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