ドイツで開催中の国際スーパーコンピューティング学会にてIBMが、世界初の温水冷却スーパーコンピューター「SuperMUC」をお披露目することになりそうだ。「Aquasar」と名付けられたSuperMUC内の冷却システムは、摂氏45度の水でも冷却を行うことができるため「温水」とうたっている。また空冷式より効率が高く、消費電力を4割も削減できるという(本家/.、Extreme Tech記事より)。 Aquasarは既に2009年に登場しているが、大規模に採用されるのは今回が初めてとなる。SuperMUCは、Sandy Bridge EPをベースにした処理効率の高いXeonを搭載しており、ヨーロッパ内で最高速の演算処理能力を誇る。 通常の冷却システムのように、冷却水はブレードの片側からポンプで汲み上げられ、システム内を循環した後に排出される。だがAquasarが他と違う点は、CPUの真上に取り付