NECはこのたび、Winnyをはじめ自動送信型ファイル交換(Peer to Peer、以下 P2P)ソフトで生じる可能性のあるネットワークへの情報漏洩対策として、漏洩したファイルを特定し、流通を防止するための技術を開発しました。 本技術は、ファイルの一部に含まれる特徴量を用いて、漏洩した元のファイルだけでなく、ファイルの閲覧や保存などにより、設定情報が変化してできた派生ファイル(注1)も特定できるものです。 またこのたび、独立行政法人 情報通信研究機構の研究開発用ネットワークシミュレーション環境(StarBED)を利用して、1,000台の仮想マシン(注2)を用いた仮想的なインターネット環境を構築し、本技術を用いて漏洩したファイルの特定や流通が停止できることも実証しました。本実証では、仮想ネットワーク上の2Gbpsのトラヒックを処理し、109ファイル中97の派生ファイルを検出、ルータで該当フ