理化学研究所脳神経科学研究センターの井出政行客員研究員と大西哲生副チームリーダーらは、幻覚や認知機能...
政府が2020年東京五輪・パラリンピックでの暑さ対策として、サマータイム(夏時間)導入に向けた検討に入ることが2日、分かった。政府内には慎重論があるものの、関係者によると、安倍晋三首相が導入に前向きな考えを示した。19年に試験的に実施し、効果を見極める案が浮上している。 夏時間をめぐっては、東京五輪組織委員会(森喜朗会長)が大会開催中の暑さ対策として、時計の針を2時間早めることを求めている。記録的な猛暑が続く中、2年後の五輪で熱中症患者が続出することへの懸念が強まっており、首相としては夏時間導入も排除せず、あらゆる手段を講じることで選手や観客らの健康対策に万全を期す意向とみられる。 政府は従来、夏時間の導入には消極的で、菅義偉官房長官は7月30日の記者会見で「国民の日常生活にも大きな影響が生じる」と述べていた。ただ、関係者によると、その後に首相が検討の必要性を周囲に伝え、菅長官とも考えを擦
量子もつれの空間分布のグラフ。物質をAとBの2つに分けた時に、AとBの間にどのくらいの量子もつれが生じているかを縦軸に、物質Aの長さを横軸にプロットしてある(提供:東大) 東京大学の研究グループは、宇宙にあるブラックホールや半導体内の電子などさまざまな物理現象を「量子もつれ」で説明する理論を構築した。量子もつれは量子コンピューターの計算資源として使われている現象で、物質内での量子もつれの空間分布を示す一般法則を導いた。多くの物理現象の解明やナノテクノロジーデバイスの開発などにつながる可能性がある。 研究グループが着目した量子もつれとは、空間的に離れた二つの量子状態が影響し合う現象。二つに分けた物質の間を多くの“ひも”がつながり、もつれ合ったイメージ。量子力学に特有の現象で、二つに分けた物質同士の距離を離してもこのもつれは消えない。 量子力学的に完全に状態が決まった「量子純粋状態」で、熱や粒
大手IT各社は、仮想化技術を用いた「ドッカー」と呼ばれる、軽量で移行性に優れたコンテナ式アプリケーション(応用ソフト)実行基盤の普及拡大に乗り出す。日本IBMは自社クラウドに依存せず、オンプレミス(自前運用)でも使えるコンテナ式の実行環境「IBMクラウドプライベート」の提供を始めた。NECはドッカーの利便性を生かし、人工知能(AI)の利活用を促進するサービスを立ち上げた。ITの新潮流であるコンテナ型の仮想化技術が日本でもいよいよ本番稼働に入る。 ドッカーはアプリやミドルウエアなどを抽象化して、コンテナ方式でコンパクトにまとめ上げる技術。大がかりなシステムが不要な上、場所を問わずに多様なクラウドやオンプレミスなどを実行できる。 この技術はオープンソースとして複数提供されているが、中でもドッカーは米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)や米マイクロソフト(MS)がクラウドサービスに採用し、ここ数
経済産業省は製造現場でIoT(モノのインターネット)を実現するための基本ソフト(OS)の育成に乗り出す。2016年度からの実証試験などを通じ、製造現場の情報をデジタル化し、工場間の連携や経営情報との統合などが可能なOSに仕上げる。あらゆるソフトウエアの基盤となるOSは製造業の国際競争に大きな影響を与える可能性もあることから、日本の強みに沿ったOSを国主導で普及させる狙い。 OSがあることでメーカーが異なる機器同士でデータを共有し、機械間の連携などがしやすくなる。さらにこのOSを統合業務パッケージ(ERP)などと連携させる方針。工場の生産性向上にとどまらず、生産現場の情報を経営情報やマーケティング情報と直結する仕組みを目指す。 現在は顧客の事情や環境に合わせてカスタマイズされたOSが多く、汎用性に乏しい。そこで2016年度内に始まる「スマート工場」の実証事業や官民連携組織の「IoT推...
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」が月面に着陸したことを確認したと発表した。月面着陸した探査機は日本で初めて。世界でも旧ソ連、米国、... マイクリップ登録する
トヨタ自動車は30日、豊田章男会長が名古屋市内で会見し、日野自動車、ダイハツ工業、豊田自動織機で相次ぎ起きた認証不正問題について、「顧客の信頼を裏切り、認証制度の根底を揺るがす極め... マイクリップ登録する
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