関電社長「次は高浜」に枝野経産相が「大変不快な発言だ」 関西電力の八木誠社長は25日、フル稼働に達した大飯原発4号機(福井県おおい町)の次に再稼働させる原発について「高浜3、4号機が最有力と考えている。優先的に再稼働させる方向で国と調整したい」と述べ、さらなる再稼働に強い意欲を示した。 これに対し枝野幸男経済産業相は25日、「大変不快な発言だ」と厳しく批判。「しっかり安全性をチェックすることなしに、再稼働はあり得ない」と述べ、政府が9月発足を目指している原子力規制委員会の判断が重要だと強調した。 関電は、大飯原発3、4号機を含め8つの原発の安全評価(ストレステスト)の1次評価結果を経済産業省原子力安全・保安院に提出している。 おおい町で25日午前に取材に応じた八木社長は「電力需給ではなく、わが国のエネルギーセキュリティーを考え、安全性を確認できたプラントはできるだけ早く動かしていきたい」と
関西電力美浜原子力発電所2号機(福井県美浜町、出力50万キロワット)が25日に運転開始から40年を迎えた。国内では同社の美浜原発1号機(同、34万キロワット)と日本原子力発電の敦賀原発1号機(福井県敦賀市、35・7万キロワット)の2基が運転開始から40年を超えており、美浜2号機は3基目になる。今月19日、経済産業省原子力安全・保安院は関電が申請していた同基の運転期間の延長を認めたが、政府が原発の運転期間を「原則40年」とする方針を決めており、再稼働は見通せない状況だ。 【表で見る】電力各社が想定する8月の供給力の予測と予備率は… 関電は昨年7月、美浜2号機の運転延長に必要な「保安規定変更認可申請」を国に提出。今年4月の立ち入り検査などを経て、40年超の運転が認可された。原発の40年を超える運転が認められたのは、東京電力福島第1原発事故後としては初めてとなる。 しかし、原発の運転を原則
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