東日本大震災により、多くの企業は自社のITシステムのさまざまな弱点を知ることになった。ビジネスの大半をITシステムに強く依存する今、ITシステムに保存されているデータを確実に保護することはもちろん、ITシステムそのものを停止させないことが事業を継続する上で重要になる。そのためにも、ITシステムのダウンタイムをできる限り短くし、迅速に復旧できる態勢を整えることが肝要だ。 それは、何もビジネスの根幹を支えるコアな業務システムだけに限らない。例えば、ビジネスのコミュニケーション手段として欠かすことのできないメールシステムも、決して止めてはいけないものと考えるべきだろう。メールシステムにはさまざまなビジネスの記録が残されている。業務システムが止まってしまっても、メールによるコミュニケーションが確保されていればビジネスを何とか継続できるということもある。 実際、東日本大震災ではメールシステムの停止に
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