東日本大震災から2年余り経ちました。 震災で親を亡くした子どもは1700人以上にのぼります。 今夜は今月5日の「こどもの日」を前に震災遺児を支えていくには何が大切なのか考えます。 震災直後は親を亡くした子どもたちを集団生活させる施設を作ることも検討されましたが、現在、ほとんどは母子家庭や父子家庭になったり、祖父・祖母やおじ・おばなど親戚のもとで暮らしたりしています。 子どもたちの多くは、もとの住まいを離れたり転校したりと震災前と生活の環境が大きく変わっています。 そうしたなか母子家庭や父子家庭では親が夜遅くまで働いているため親子の触れ合いが減っているところもあります。引っ越しを余儀なくされて転校した学校では親を亡くしたことを負い目に感じて打ち明けられない子どももいます。 また、子どもたちの中には、ふさぎこんだり、すぐに疲れたり、やる気がなくなって勉強しなくなったり、暴力的になっ