日本医師会(日医、横倉義武会長)は26日、「都道府県医師会救急災害医療担当理事連絡協議会」を東京都文京区の日医会館で開き、災害時に日医と都道府県医師会が情報共有できるよう、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などが開発した高速インターネット衛星「きずな」を利用した通信実験を行った。 通信実験では、日医と北海道医師会、埼玉県医師会がテレビ会議を行った(26日、日医会館) 「きずな」は、従来の衛生に比べて小さなアンテナで、高速のインターネット通信を実現したのが特徴。また、衛星回線を使うため、携帯電話や通常のインターネット回線が使えなくなるような災害が起きても影響を受けない。 東日本大震災の際には、岩手県、釜石市、大船渡市の災害対策本部に「きずな」の通信設備がそれぞれ設置され、対策本部間の情報共有や、住民による安否情報の確認・発信などに活用された。 通信実験では、札幌市で大規模な災害が発生して多