医師足りず、経営悪化 「存続厳しい」の声も 建物や医療機器の被害。加速する医師・看護師不足、さらに経営の悪化-。共同通信が行った病院アンケートには、さまざまな問題を抱え、地域医療の崩壊を心配する声が寄せられた。 岩手県立山田病院(山田町)は2階建ての1階が浸水。「5年前に23億円かけて建設したがだめになった。修繕には10億円かかるようだ」。坂総合病院(宮城県塩釜市)は「壁の亀裂の補修など、法人全体で5億円余りの負債となる。民間施設への公的助成がなければ存続は厳しい状況」。石巻市立牡鹿病院(宮城)は「二次避難で患者が減っており、今後の病院運営が憂慮される」と答えた。 本来の医療機能を果たせないことへの懸念も。壊滅状態となった石巻市立病院は「仮設診療所を設けたが、手術、入院が不能」とし、建物被害はなかった石巻赤十字病院も「前方、後方の医療連携体制が崩れ、急性期病院としての機能が維持できない」。
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