前線を伴った低気圧の影響で、近畿地方は南部を中心に10日夜から大雨となった。和歌山地方気象台によると、和歌山市で午前3時からの1時間に観測史上最高となる119・5ミリの雨量を記録。和歌山県によると、和歌山市で7棟が床上浸水したほか、和歌山・有田両市で計29棟が床下浸水した。 この雨の影響で南海加太線の全線と、JR和歌山線の五条(奈良県五條市)―粉河駅(和歌山県紀の川市)間、きのくに線の和歌山(和歌山市)―加茂郷(和歌山県海南市)駅間で、11日始発から運転を取りやめている。また、阪和道の泉南インター(大阪府泉南市)―有田南インター(和歌山県有田市)間が11日午前5時から通行止めとなっている。