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ブックマーク / sdays.exblog.jp (16)

  • 体 | 旅とパンのスロウな日々

    ヘルニアによる坐骨神経痛は一進一退を続けていて 今でも、1時間ほど椅子に座りっぱなしだと 電気がピリッと走るように坐骨のあたりが痛み始めるのだけど、 しかし、最近の痛みは以前のように暴力的なものではなく これは、疲れを示す体からのサインだろうと 余裕を持って思えるような、 そんな、ゆるやかさを秘めている。 痛みの質が変わったと同時に、体にも変化が現れ、 相変わらず、わたしはずっとヨガを続けているのだけれど ヨガのポーズを取っているときは、痛みはそれほど出なくなった。 むしろ、だいぶ柔軟性が上がり、 以前なら多少がんばっていたポーズも 「あれ、いつのまに」というくらいラクにできるようになった。 もともと、体は硬いほうではないのだけど、 ヘルニアを患い、 24時間否応なく体と向き合う生活を強いられたことにより 体のほうが、良い方向へハンドルを切り始めたみたいだ。 実際は、体よりも先に心のほうが

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  • ZOPFでランチ | 旅とパンのスロウな日々

    「しばらくぶりだねー」「半年ぶりかなー」 「時間が経つのってあっという間だよねー」 「ホント、ホント」 「あ、でも、わたし、その間に2回もインドへ行ったんだ。1ヵ月ずつ」 と、これはわたしの言葉。 みんなでZOPFでごはんをべるのは、当に久々だ。 そして、「豚肉の無花果ソース煮」をべるのも久しぶり。 なんてつやつやとおいしそうな姿! しかも、パンの盛り合わせは大好きなパンがせいぞろい! ヘルニアのコルセットさえ巻いていなかったら、 「おかわり!」っていうような勢いでべられたのに。 デザートにはパウンドケーキを。 このお皿、手書き(?)の花模様と フラットな形がかわいいなあ。 買ってきたパンと、みんなからいただいたお土産。 明日の朝はこれ、昼はこれ、夜はこれって べる順番をしっかり考えてから、 パンの夢を見つつ寝よう!

    ZOPFでランチ | 旅とパンのスロウな日々
  • 距離 | 旅とパンのスロウな日々

    ゆめは、 指先が届くか、届かないかという距離に あるのがいい。 がんばったらがんばったぶん、 距離がじわじわと縮まっていく そんな達成感が気持ちいい。 たとえいま、そのひとが 手の触れない距離にいたとしても メールを読めば声が聞こえ、 声を聞けば近くに感じる、 それくらいの距離感で とりあえずは満足する。 同じ空を見て 同じ音楽を聴いて 同じことを考える。 それ以上、なにを願おう。

    距離 | 旅とパンのスロウな日々
  • ZOPFのゲズンドブロート | 旅とパンのスロウな日々

    無人島に持っていくとしたら こんなパンがいいなと思う。 一口べれば、じわじわと元気が出て、 二口べれば、笑顔がこぼれる。 全部べ終えるころにはきっと、 山のてっぺんまで はなうたを歌いながら、歩いてる。 ZOPFのゲズンドブロートは 太陽のめぐみと大地の愛が ギュッとつまった、滋味深いパン。 前回のこのパン http://sdays.exblog.jp/12461523/

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  • 流れ | 旅とパンのスロウな日々

    今日の夕方、取材先から帰って「ふう、暑かったー」と思いながら部屋でアイスをべていたら、ゴリッとイヤな音がした。うわ、もしかして…と思って舌先であちこちの歯をさわってみたら案の定、1、ぐらりと揺れる歯がある。八重歯の隣の、結構強そうな太い歯がアイスで根っこから折れたのだ。あーあ、歯医者へ行く時間なんか全然ないのに。これから少なくとも1週間は、歯がグラグラしたまま生活しないといけないみたいだ。ふうとため息をついてから、反対側の歯で再びアイスをべ始めた。 決して、悲観的だとか暗いだとか、精神的に落ちているとか思わないで欲しいんだけど、このごろのわたしは妙に健康運がない。インドから帰国して熱を出したし、熱がひいたと思ったら一時的に、左耳がまったく聴こえなくなった。そして今日はアイスをべていて歯を折った。たとえば、電化製品が壊れるときは連鎖的に次々といろいろなものが調子悪くなっていくように、

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  • ZOPFのベーグル | 旅とパンのスロウな日々

    昨夜は、家の近所のワインバーを2軒はしごしながら、 友だちと遅くまで飲んだ。 最初の店では、レバーペーストとバゲットや 砂肝のコンフィや 豚肉と白インゲン豆の煮込みを、 次の店では、アンチョビとオリーブのピザや トマトとアボカドを合えたものを注文し、 その合間に、グラスワインを数杯、 自家製サングリアを1杯、 チンザノロッソをロックで1杯飲み、 最後にほうじ茶のチャイでしめた。 6時に待ち合わせ、気づいたら11時を過ぎていたので、 友だちを駅で見送り、わたしは歩いて家へ向かった。 道すがら、さっきまで飲みながら話していたことが、 ふと、あたまのなかで行ったり来たりしはじめる。 それは、たぶんこたえのでない問答で いつまでもそこに立ち止まるのは、 出口のない迷路を右往左往しているようなものだとしても、 もう少し、家までの道のりが遠ければよかったのにと思った。 ZOPFのベーグル、胚芽とプルー

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    youkokitty
    youkokitty 2010/02/21
    食べたい・・
  • ZOPFのゲズンドブロート | 旅とパンのスロウな日々

    ノスタルジックであたたかく、 やさしい音楽がよく似合う。 雪の積もる、澄んだ朝には。 ZOPFのゲズンドブロートに レバーペーストをたっぷりのせて。 穀物の豊かな甘みに 一瞬で、こころを丸ごと奪われる。

    ZOPFのゲズンドブロート | 旅とパンのスロウな日々
  • ZOPFのパテ・ド・カンパーニュサンド | 旅とパンのスロウな日々

    生まれて1ヶ月の赤ちゃんと会ってから 電車に乗って、ZOPFへ向かう。 そういえば、昔、さっきの赤ちゃんのお母さんが このお店の「ビアーフレンド」というガーリックスティックを 仕事中に差し入れしてくれたことがあった。 たしか、土曜日の午後だったと思う、 渋谷のオフィスでぽりぽりとスティックをべながら 窓際の席で、仕事をしたのだ。 そのときのことをなつかしく思い出しながら、 メニューを開いて選んだのが、パテ・ド・カンパーニュサンド。 ブランデーとスパイスが効いたパテといちじくのコンポートを 雑穀入りの穀物パンで挟んだものだ。 これまで、何度べたかわからないけれど、 べるたび、茶色い大地に小麦の揺れる景色が こころに浮かぶ。

    ZOPFのパテ・ド・カンパーニュサンド | 旅とパンのスロウな日々
  • 旅の写真展 | 旅とパンのスロウな日々

    東京・根津のノマドカフェ、兵庫・西宮のameen's ovenと続き、 第3弾は、大阪で行うことになりました。 とても素敵なカフェギャラリーです。 ぜひ、散策がてらお越し下さい。 「Smiles, Mile after Mile」 −旅する写真展、笑顔で世界をリンクする− ●Photo & Word 鈴木博子 矢田和彰 with 菊池一馬 ●Date 2010年2月24日(水)〜3月8日(月) ●Place cafe and bar Hashimototey 大阪府箕面市箕面 2-5-37 072-721-3221 Open 8:30~18:00 毎週火曜日休 阪急箕面駅より徒歩5分

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  • ニコラのフリュイ | 旅とパンのスロウな日々

    ながい、ながい文章を書いたのに やっぱりやめたと、削除する。 おいしいパンほど饒舌なものはなく、 おいしいパンは多くの言葉を必要としない。 ブーランジェリー ニコラ パンダーチザンのフリュイ。 雪がつもった翌日に、 しずかなしずかな、朝ごはん。

    ニコラのフリュイ | 旅とパンのスロウな日々
  • ニコラのパン | 旅とパンのスロウな日々

    何度目かの移転のはて、 あたらしい町で踏み出す、はじめの一歩。 それでも、やっぱり変わらないのは パンのおいしさと、赤い壁。 Boulangerie Nicolas -Pain d'artisan- ●ニコラとニコラ堂を振り返って、過去の記事より抜粋 ニコラ堂 http://sdays.exblog.jp/2979760 ニコラのパン。個人的にこの記事が印象深い http://sdays.exblog.jp/2280310 そういえば、わたしはこれが大好きだった http://sdays.exblog.jp/3244829 赤い壁、なつかしい http://sdays.exblog.jp/3415304 ソーダブレッドの写真ではこれが好き http://sdays.exblog.jp/3426621 ときには、かなしい夜にも http://sdays.exblog.jp/3431488

    ニコラのパン | 旅とパンのスロウな日々
  • モスクにて | 旅とパンのスロウな日々

    去年の年末に再びムンバイを訪れ、真っ先にそのモスクへ向かう。 海の上に作られたモスクへ続く歩道には、 はじめ、おもちゃや土産を売る屋台が並んでいて、 それが終わると、おびただしい数の物乞いが道の両側に座っていた。 子どももいれば、年寄りもいる。 裸同然の老女もいれば、ひどく顔のただれた男性もいる。 そのなかに、熱した鉄板のようなコンクリートに頬をつけて横たわり、 アッラー、アッラーと叫び続ける男性がいた。 肘から先がすぼまり、不格好に欠けた右腕を がんがんと音がするくらい道路に打ち付け、 アッラー、アッラーと、ただひたすら叫んでいる。 どうして、彼にだけそうしようと思ったのかわからないけれど、 ポケットを探って硬貨を取り出し、彼の頭のすぐ脇に置いた。 できるだけ、そっと置いたつもりだったのに、 乱暴な金属音を立て、コンクリートに硬貨が落ちた瞬間、 なんだか、とんでもなく残酷なことをしてしま

    モスクにて | 旅とパンのスロウな日々
  • 写真展のおしらせ・2 | 旅とパンのスロウな日々

    (写真展に飾っている作品より。 こんなふうに文字を載せた写真を約30点、展示しています) ずいぶん、たくさんの方が写真展へいらしているようで、 当に、感謝しています。 昨日、cafe NOMADへ伺い、 メッセージノートをうれしく拝見しました。 旅をするひと、しないひと、 写真を撮るひと、撮らないひと、 いらっしゃる方はさまざまです。 でも、みなさんがわたしたちの写真を見たとき なにかひとつでも心に残るものがあれば、 わたしたちの旅は、帰国をした時点で終わったのではなく、 今もなお、続いているのだと思わずにいられません。 cafe NOMADでの開催は11月30日(月)まで。 その後は、なんと神戸へ場所を移し、 ameen's ovenの特設テントで写真展を行います。 気持ちのいいウッドテラスに設営していただくテントのなかで インドやアフリカの写真がどんな表情を見せるのか、 わたし自身も

    写真展のおしらせ・2 | 旅とパンのスロウな日々
  • Last and Again | 旅とパンのスロウな日々

    今日のために今日があるのではなく、 明日のために今日があるのだと、この国のひとたちは言う。 その追いかけっこは永遠と繰り返し、 いつまでたっても、今日は今日のための今日になれない。 だけど、この国の人びとを見ていると、 当のところ、世界には「過去」と「未来」しかなく、 「現在」など、どこにも存在しないのだということが、 意外なほどしっくりくる。 物乞いの手に載せられるのは明日の料。 施しを授けるひとに与えられるのは、来世のしあわせ。 それなら、なぜあなたは生きるのですかと問われれば、 目的などありません、と答えるしかない。 意思のないところから始まった人生に これぞという目的を見つけるのは難しい。 それでも、正体不明の「現在」を相手にして 真剣勝負のドタバタ劇を繰り返すなら、 そんな愚かで愛しい日常も なかなか、捨てたもんじゃないと思う。 この世は、なにも絶対ではない。 なにも確実では

    Last and Again | 旅とパンのスロウな日々
  • ヨーグルトライのスペシャルサンド | 旅とパンのスロウな日々

    しかも、中身は10段重ね。 パテや、フィグや、ペーストや、にんじんや、ハムや、パインや、 その他いっぱい詰まってる。 大口開けなきゃ、べられない! 友だちのお祝いごとに、 いつものパン屋さんでスペシャルなパンを注文した。 大きなパンをくりぬき、なかにサンドイッチを詰めたものは ふたも、側面も、底も、もちろんサンドイッチも、 余すところなく楽しめる。 皆で持ち寄ったデリやケーキとともに、 土曜日、にぎやかな昼下がり。 しあわせは、周りのひとにも伝播するのだろうか。 するのだろう、きっとする。するといい! Thanks to ZOPF

    ヨーグルトライのスペシャルサンド | 旅とパンのスロウな日々
  • ameen's ovenのカフェ | 旅とパンのスロウな日々

    アジアとアジアの飯をこよなく愛するライターの、「旅」と「パン」と「おいしいもの」があれば幸せな毎日の記録です。 by asian_hiro

    ameen's ovenのカフェ | 旅とパンのスロウな日々
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