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ブックマーク / aiben.hatenablog.com (4)

  • 就活生はお祈りメールを送ってはいけない-法的視点から - 法廷日記

    就活生が内定を得た企業に対して、いわゆる「お祈りメール」を送った事例が注目を浴びている。 まさに因果応報!? 内定辞退を「お祈りメール形式」で送った就活生に拍手喝采 | ニコニコニュース お祈りメールとは、企業からの採用拒否のメールの総称である。企業が就活生に送る際に「貴殿の今後のご活躍と発展をお祈り申し上げます」といったお祈り文言をつけることに由来している。 今回の就活生からのお祈り返しに対しては、ネット上では賞賛の声があがっているらしい。これは、一部の採用企業による就活生に対する無礼な態度への不満が表面化したものといえるだろう。 しかし、就活生が企業に対しお祈りメールを送ることは好ましいことではない。これは社会常識だとか道義的な問題だけでなく、法的な面からも不適切な行為だからである。 労働契約は内定通知時に成立する 契約というものは、一方当時者からの「申込み」に対し、他方当事者が「承諾

    就活生はお祈りメールを送ってはいけない-法的視点から - 法廷日記
  • 傷害事件の示談金の相場、加療1週間の事例の場合 - 法廷日記

    お花見のシーズンもそろそろ終盤、各地では楽しい宴とともに酒に酔ったおバカな人たちによる微笑ましい小競り合いも起きているのではないでしょうか。中には、相手を殴ってしまって逮捕されてしまったような人もいるでしょう。 そこで、酔っ払いから暴行を振るわれた際の示談金の相場についてみていきましょう。 酒に酔って殴られた場合の怪我は、せいぜい加療1週間程度のものが多いと思われます。「慰謝料算定の実務第2版」に掲載されている刑事事件における示談金額のアンケート調査によると、加療1週間の怪我のケース23件の平均示談金額は19万5000円でした。そのうち12件は10万円以下での解決となっています。中には100万円の事例もありましたが、これは継続的DV案件のようで、怪我をさせた一回の暴力だけが問題にされたわけではなさそうなのであまり参考になりません。 被害者側からすると何か安い気もしますが、そんなに大きい金額

    傷害事件の示談金の相場、加療1週間の事例の場合 - 法廷日記
  • 刑事事件-被害者側の示談交渉術 - 法廷日記

    被害弁償・示談について加害者側から書かれたものは多いですが、被害者側から書かれたものは少ないのでちょっと書いてみようと思います。自動車運転過失致傷みたいな交通事故はまた別なので、今回はそれは除きます。 加害者側から連絡がくるまでの流れ 逮捕などの身柄拘束をされた事件の多くには、私選または国選弁護人が付きます。 被害者のいる事件の場合、弁護人がまず最初に考えることは示談・被害弁償です。そのため弁護人は、金銭支払の見込みが取れ次第、被害者に連絡を取ることを試みます。被害者の連絡先がわかっていれば直接、わからない場合はまずは警察や検事に被害者の連絡先を尋ねます。後者の場合、検事などから「弁護士が連絡先を聞きたいと言っているが教えてよいか。」などと連絡があるでしょう。示談の余地がなく、被害弁償不要で厳罰を求める場合はここでシャットダウンしてしまえばいいです。 弁護人からの連絡は最初は手紙で来ること

    刑事事件-被害者側の示談交渉術 - 法廷日記
  • ブロガー必読書籍-その「つぶやき」は犯罪です(新潮新書) - 法廷日記

    情報を発信するということは素晴らしい知的作業であり、現代はネットを介して誰もが平等に情報発信できる非常に恵まれた時代である。 他方で、違法なネット上の表現行為により人生を棒に振ってしまった人も数えきれないほどいる。彼らは極悪人なのかといえば、必ずしもそうではない。格的なキチガイも時にはいるが、大多数の人はそこらにいる犯罪とは無縁の人と大差はない。一流企業に勤めている人や有名大学の優秀な学生さんだってざらにいるのだ。 ただ一つ言えることがあるとすれば、彼らは情報発信をする能力に比べ、そのリスクに対して無知すぎた。その無知の代償は刑罰と民事的損害賠償義務、そして実名報道などの社会的制裁である。彼らにもう少しばかり法的な知識があれば、そのような悲劇は避けることができ、また被害者も発生しなかったはずだ。ネットでの情報発信は、誰でも社会に影響を与えることができる素晴らしい活動だが、そこには重大なリ

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