PHSは、音声通話もデータ通信も定額の安価な通信機器として利用されている。またPHSといえば、対応機種が「W-ZERO3」のようなスマートフォン、というイメージを持っている人もいるかもしれない。 そんな日本発のPHSが中国でも「小霊通(発音はシャオリントン)」という名で展開され、省都クラスの大都市で主に利用されている。地方都市や農村部はサポートしていないため、都市を離れない住民向けだ。中国でも「PHSより携帯電話」とユーザーが感じているからか、PHS利用者は減少傾向にある。数字で見ると、2006年末には9000万人強いた利用者が、2007年末には8500万人弱となった。 今春中国製3G携帯電話「TD-SCDMA」も登場したことから、小霊通の利用者は減少の一途をたどっているといわれている。だが、近い将来、小霊通を中国全土で使えるようにするという話や、データ転送速度が高速化されるという話なども