世界各地で熱波、山火事、大雨と気候変動の影響を実感しない日はないほどだ。記録的な熱波が押し寄せたアメリカ太平洋岸の北西部では、コロンビア川を遡上するベニザケに不吉な異変が起こっている──。 非営利団体「コロンビア・リバーキーパー」は、痛々しい病斑を発症したベニザケの群れの動画を公開し、これはストレスと過熱によるものだとしている。 サケは太平洋からコロンビア川を遡上し、自分たちの生まれた場所に戻ろうとしていたが、不意に進路を変更したと同団体のブレット・バンデンフーベル代表は説明する。 ベニザケはコロンビア川の本流から逸れて支流のリトル・ホワイト・サーモン川へと入っていったが、それは事実上、「燃えさかる建物から逃げる」ためだったという。動画はその支流で撮影されたものだ。 動画が撮影された日、川の水温は摂氏21度を超えた。サケにとっては、長時間さらされれば致死的な温度だ。水質汚染防止法では、コロ
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