ブックマーク / courrier.jp (551)

  • 米北西部のコロンビア川で「ベニザケ」に不吉な異変が起こっている理由 | 保護団体が衝撃的な動画で警鐘

    世界各地で熱波、山火事、大雨と気候変動の影響を実感しない日はないほどだ。記録的な熱波が押し寄せたアメリカ太平洋岸の北西部では、コロンビア川を遡上するベニザケに不吉な異変が起こっている──。 非営利団体「コロンビア・リバーキーパー」は、痛々しい病斑を発症したベニザケの群れの動画を公開し、これはストレスと過熱によるものだとしている。 サケは太平洋からコロンビア川を遡上し、自分たちの生まれた場所に戻ろうとしていたが、不意に進路を変更したと同団体のブレット・バンデンフーベル代表は説明する。 ベニザケはコロンビア川の流から逸れて支流のリトル・ホワイト・サーモン川へと入っていったが、それは事実上、「燃えさかる建物から逃げる」ためだったという。動画はその支流で撮影されたものだ。 動画が撮影された日、川の水温は摂氏21度を超えた。サケにとっては、長時間さらされれば致死的な温度だ。水質汚染防止法では、コロ

    米北西部のコロンビア川で「ベニザケ」に不吉な異変が起こっている理由 | 保護団体が衝撃的な動画で警鐘
  • 米国人に「日本はなぜ真珠湾を攻撃したのか」と聞かれたら、どう説明しますか? | 日本とアメリカの終戦記念日は違う 

    の終戦記念日は8月15日だが、アメリカでは日が降伏文書に署名した9月2日を「戦勝記念日」としている。そのアメリカに住んでいると、日米開戦の引き金となった真珠湾攻撃について尋ねられることがある。ニューヨーク在住で日米中の歴史に詳しい作家の譚璐美氏は、つい先日もそんな質問を受けて……。 留学前に日歴史を学ぼう コロナ下の東京オリンピックが終わり、間もなく終戦記念日がやってくる。日では8月15日、ラジオで昭和天皇が玉音放送を行い、「ポツダム宣言」を受諾したことを国民に告げた日を終戦記念日としている。これに対してアメリカでは、9月2日、東京湾に停泊した米戦艦ミズーリ号の甲板で、日が連合国軍に対して降伏文書に署名した日を「戦勝記念日」としている。 私が長年アメリカに住んでいるせいか、日の大学生からしばしば、「アメリカへ留学したいのですが、どんな準備をしたらよいですか?」と聞かれること

    米国人に「日本はなぜ真珠湾を攻撃したのか」と聞かれたら、どう説明しますか? | 日本とアメリカの終戦記念日は違う 
  • 連帯以上のものを──難民の健康はみんなのためである | 無関心の代償はすべての国が直ちに払うことに

    ザータリ難民キャンプで新型コロナウイルスのワクチン接種を受けるシリア難民 Photo by Jordan Pix/ Getty Images 6月20日は世界難民の日 ─ コミュニティが団結して難民のレジリエンス(回復力)と受け入れコミュニティに対するその貢献を讃え、難民の窮状への連帯を表す、世界中での1週間の活動が最も盛り上がる日だ。国連の難民機関である国連高等弁務官事務所(UNHCR)は、2021年のキャンペーンのテーマを「インクリュージョン」とし、難民を含むすべての人が保健医療システムにアクセスできるように呼びかけた。 アントニオ・グテーレス国連事務総長は、1月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者が200万人に達した際、「科学が成果を上げる一方で、連帯感が低下して貧困国に『ワクチンの空白地帯』を生み出しています」と述べた。 このコメントが出されたのと同時に、世界の

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  • 不法占拠された“元”マクドナルドが地域に貢献──麻薬・暴力・貧困の闇に灯されたM字型の明かり | 「ここはいま、フードバンクです」

    「ここはいま、フードバンクです」 不法占拠された“元”マクドナルドが地域に貢献──麻薬・暴力・貧困の闇に灯されたM字型の明かり 貧困や麻薬の問題を抱える地域社会のなかで「安全な場所」だったマルセイユ14区のマクドナルドは、パンデミックによりフードバンクに生まれ変わった Photo: Sandra Mehl / The Washington Post

    不法占拠された“元”マクドナルドが地域に貢献──麻薬・暴力・貧困の闇に灯されたM字型の明かり | 「ここはいま、フードバンクです」
  • 「昨年と同じ光景だ…」と嘆く声も 中国当局が今年も大規模な洪水の可能性を警告 | 江西省では洪水で14万7000人が被災

    昨年の初夏、中国南部は大洪水に見舞われた。三峡ダムは長江の洪水によって建設以来の最高水位を記録し、連日、国内外のメディアで危険水域に達していると報じられた。 そして、中国では今年も大洪水が危惧されている。今月に入って降水量が増加しており、一部では例年の3倍もの降水量を記録していると中国の英字紙「チャイナ・デイリー」が報じている。 すでに江西省では5月19日から洪水の被害が起きており、14万7000人が被災し5000人以上が避難したと当局が発表している。中国気象局は今週後半も中国南部では雨量が多くなることが予想され、洪水が起きる可能性が高いと警告を発している。 また、中国の水利省は今年の6月から8月にかけて黄河、松花江、海河で大規模な洪水が発生する可能性があると発表した。一方で、長江以南の地域や新疆ウイグル自治区の一部では干ばつが起きる可能性があるという。 すでに江西省で起きている洪水対策と

    「昨年と同じ光景だ…」と嘆く声も 中国当局が今年も大規模な洪水の可能性を警告 | 江西省では洪水で14万7000人が被災
  • 水位が上がっていく地下鉄の車内で「愛する人に最後のメッセージを送った」 | 中国・鄭州の豪雨で地下鉄が浸水

    中国・鄭州市の豪雨による洪水では、水没した地下鉄の車内に閉じ込められた人々が、救助が来ることを期待して長い時を過ごす「九死一生の事態」となった。 帰宅途中に地下鉄に閉じ込められた被災者の一人は、「夏に足首のあたりまで水がくることには慣れていますが、今回のようにすべてを破壊してしまうようなことはありませんでした」と、今回の豪雨の激しさを中国メディアに語っている。 鄭州市によると、20日の午後6時には市内の鉄道サービスは停止したという。だが、乗客をのせた地下鉄は浸水し、500人以上の乗客が救助されたものの、命を落とした者もいると香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は報じている。 乗客はずっと外部と連絡を取ろうとしたようだ。車内の状況が把握されているとは思えなかったのだろう。 午後7時30分頃にある女性はSNSで「すべての緊急救助隊と消防士、私たちを救いに来てください!」「電車の中の水

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  • オリンピックが時代に取り残されたままならば「終焉の時」が迫っている | IOCは社会の変化についていこうとしなかった

    2年ほど前のある真夜中のことだ。観光名所として知られる浅草寺という都内最古の仏寺の近くに工事作業員が集まっていた。通りはがらんとしていて、辺りは蒸し暑く、作業員たちは雨が降らないことを願っていた。ガタガタと音を鳴らしながら機械が動きはじめた。 ほとんど誰も気づきもしない些事ではあった。だが、そこに示されていたのは世界最大のスポーツの祭典のために、ときとして不毛で茶番でしかないことが繰り広げられる実例に他ならなかった。 日の7~8月の熱中症による死亡者数は2018年も2019年も1000人を超え、東京で開かれた五輪のテスト大会でも体調を崩すアスリートが続出し、競技のコース距離の変更が迫られる事態も生じていた。五輪番を見据えた思い切った対策が必要だった。 その対策の一つが冒頭の工事だった。42.195キロのマラソンコースに太陽光を反射させる光沢のある塗装を施し、熱を跳ね返そうというわけだ。

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  • 米紙「東京五輪、安全安心なのは自己責任同意書で武装したIOCだけ」 | 話題を呼んだ「ぼったくり男爵」著者、再び辛辣コラム

    開幕が迫る東京五輪について、日でも話題を呼んだ「ぼったくり男爵」の記事を書いた米有力紙「ワシントン・ポスト」のコラムニスト、サリー・ジェンキンスが、このたび再び辛辣なコラムを執筆した。クーリエ・ジャポンはこの最新のコラムを緊急全訳でお届けする。 「安全で安心」催眠術のように繰り返し 東京五輪は安全、それも完全に安全だ。どうしてわかるのかって? フォン・ボッタクリ男爵をはじめとする国際オリンピック委員会(IOC)の大御所がそう断言しているからだ。 それに、IOCが断言するなら信頼できる、そうじゃないだろうか? 大御所方を見てほしい。濃い色のラペル(下襟)に金のピン、縁なしのメガネを身につけていて、とても権威がある。彫像のように不動で強固。生身の人間に似ているのは単なる偶然だ。 IOCに安心感を感じるコツは、彼らの姿勢やプロパガンダを鵜呑みにして、不穏な秘密の裏側の目隠しを無視することだ。世

    米紙「東京五輪、安全安心なのは自己責任同意書で武装したIOCだけ」 | 話題を呼んだ「ぼったくり男爵」著者、再び辛辣コラム
  • 大ヒットするK-POPの裏で“作品を横取り”されるゴーストライターたち | そのクレジット、もしかしたら嘘かも…

    世界的な人気コンテンツとなったK-POPだが、注目度があがるにつれ、この業界の抱える問題も明らかになりつつある。香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が、K-POPの楽曲制作に潜む闇の部分に注目した。 あなたが聴いているK-POPの曲は、それを制作したとして金銭を受け取った人とは別の人間が書いたものかもしれない。 先日、韓国テレビ局SBSで放送されている番組『それが知りたい』が、K-POPの楽曲制作とゴーストライターをめぐる複数の問題について調査した。それによると、学生を含む他人の作品を自分の創作物と詐称し、利益を受け取っている作詞家や作曲家がいるということだ。 『それが知りたい』の取材を受けた業界関係者の告白によれば、プロデューサーやA&R(アーティスト・アンド・レパートリーの略。音楽レーベルでアーティストの発掘や育成、またアーティストに適した楽曲の発掘や制作を担当)の幹部が、

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  • 中国の若者に広がる「寝そべり族」  向上心がなく消費もしない寝そべっているだけ主義 | 急激な台頭に政府もピリピリ?

    寝そべるという意味の「躺平」がいま中国で最新の流行語になっている。だらっと寝そべって、何も求めない。マンションも車も買わず、結婚もせず、消費もしない。 最低限の生存レベルを維持し、他人の金儲けの道具や搾取される奴隷になることを拒絶する。それが「寝そべり」族。そのムーブメントが中国当局を不安にさせており、中国メディアが火消しに走っているという。 仕事を減らし、誰も愛さず、自分の為だけに生きる 中国の若者の間に「ねそべり主義」が流行していると台湾紙「自由時報」は伝える。彼らは結婚せず、子供も持たず、マンションも車も買わず、起業もしない。なるべく仕事の時間を減らし、最低限の生活をする。そして誰も愛さず自分の為だけに生きる。 あるネットユーザーが、「寝そべりは正義だ」という文章を発表し、寝そべりブームを起こした。作者はいまや「寝そべり学の先生」とされている。彼は文章で「2年も仕事をしていないが何も

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  • 「大坂なおみは記者会見の“膿”をさらしてくれた」英スポーツ記者が自省も込めて綴る | 「私たちは、いい奴らなんかじゃない」

    テニスの大坂なおみ選手の会見ボイコットと全仏オープン棄権を受け、英紙「ガーディアン」のスポーツジャーナリストが自省も込めて綴る。低俗な質問で若い選手を餌にする記者会見の問題点、それを直視せずに大坂を非難する旧態依然としたメディアは自滅へと突き進む──。 大坂の表明には共感しかなかった かつて、まだ世の中で物事がいろいろ起きていた頃のことだ。エミレーツ・スタジアムでのアーセナルの記者会見の常連なら誰でも知る「最初の質問をする男」という謎の人物がいた。略称は「さし男」。 さし男がどこのメディアの人間なのかはついに誰にもわからず、そもそも記者だったのかどうかもあやしかった。その男の唯一の才能は、才能と称していいのかどうかもわからないが、とにかく一番前の席に陣取り、最初の質問を放つことだった。ほかの人がまだ着席しないうちに、質問が大声で切り出されるのが通例だった。 さし男がなぜそんなことをするの

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  • 米大企業で続々誕生する女性CEO 「ガラスの天井」は破られたのか? | アメリカニュース解説

    大手通信社から大手金融企業まで、アメリカでは女性リーダーが次々と誕生している。その報酬は超高額で男女の差はなく、女性の昇進を阻む「ガラスの天井」はすでに破られたかのようだ。だが、大企業の女性CEOの割合に目を向ければ、いまだに1割未満。キャリアの上での最初の一歩を阻む「壊れたはしご」の問題も残る。在米ジャーナリスト秦隆司氏が解説する。 女性ふたりが大統領の後ろに アメリカでは今、女性はある役職以上には昇進できないという、いわゆる「ガラスの天井(Glass Ceiling)」が壊されつつある。今回は、その「ガラスの天井」を打ち破り活躍する女性たちを紹介する一方、未だ女性の昇進を阻む大きな要因となっているものは何なのかを探っていく。 4月28日、バイデン大統領は米国議会で施政方針演説をおこなった。この演説では、連邦下院議長と連邦上院議長が大統領の後ろの席につく。カメラが演説をするバイデン大統領

    米大企業で続々誕生する女性CEO 「ガラスの天井」は破られたのか? | アメリカニュース解説
  • 入管は「救えた命を見殺しにした」 亡くなったスリランカ人女性のビデオをなぜ開示しないのか | 遺族の訴えにも取り合わず

    名古屋入管に収容されていたスリランカ人女性の死亡をめぐり、入管と法務省の対応に疑念が集まっている。医師の診断を無視したのではないか、なぜ収容中の映像の開示を頑なに拒むのか……。「死の真相」を求める遺族の切実な訴えまで、かき消されようとしている。 嘔吐を繰り返し、衰弱しきっていた 「○○国籍の○○さん」──5月17日、私は取材で名古屋出入国在留管理局(以下、名古屋入管)を訪れていた。施設内の呼び出しアナウンスが、たびたびスピーカーから流れてくる。朝からさまざまなルーツの人々が絶えず行き交い、各部屋で順番待ちをする人、机で細かな書類の欄を埋める人たちの姿があった。 けれども、少なくとも私が滞在していた間、館内の放送はすべて日語のみだった。しかも音が割れていて、日語が母語である私でも聴き取りにくい。主に外国籍の人が訪れる施設であるにもかかわらずだ。 そこには「日に来たからには日語ができて

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  • 「パエリアが食べたい」宇宙飛行士のツイートがスペインで“炎上”した理由 | 郷土愛が強すぎて……

    ISS(国際宇宙ステーション)に滞在中のNASAの宇宙飛行士が5月中旬、スペインに向けた心温まるメッセージをツイートした。しかし、予想だにしなかった方面から“炎上”を引き起こしてしまった、とスペインの複数メディアが報じている。 名物料理取り違え「大罪」 現在、日の星出彰彦とともにISSに長期滞在しているシェーン・キンブローはスペイン語も交えて「オラ! エスパーニャ!(こんにちは! スペイン!) 先日、サラマンカ上空を通過しましたが、トルメス川が目に飛び込んできました」と、宇宙から撮影した写真を添えてツイッターに投稿した。 だが、そのツイートの2文目が問題となった。 「宇宙でパエリアがべられればいいのに……」 Hola España! We flew by Salamanca recently and the Tormes River was in plain sight. Wish

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  • 村上春樹「表現の自由とは、遠慮なく何かを言えること。間違ったことを言っても、社会が許してくれること」 | 仏紙によるインタビューの日本語全文を独占公開

    世界中が新型コロナウイルスに苦しめられた2020年の終わり、仏紙「リベラシオン」が村上春樹にインタビューをおこない、その内容が日でも話題になった。コロナが小説家という仕事に与える影響から、日の社会や政治、科学、芸術にいたるまで、多岐にわたる貴重なインタビューの全文をお届けする。 コロナは村上作品にどう登場する? ──村上さんにとって2020年はどんな年でしたか。 やっぱりコロナのことしか思い出さないですね。僕は小説家なので家でずっと一人で仕事をしていて、生活自体はそんなに変わらないけれど、周りの空気はずいぶん変わっているし、それはひしひしと肌に感じますね。 でも仕事がしにくくなったわけではありません。これまでと同じです。逆にずっと家にいて、仕事はずいぶん捗りました。僕の場合、(小説家という)職業柄、一人でいることには慣れているし、特に苦痛ではない。普通の人は、一人になるのは人によっては

    村上春樹「表現の自由とは、遠慮なく何かを言えること。間違ったことを言っても、社会が許してくれること」 | 仏紙によるインタビューの日本語全文を独占公開
  • 「女王様、僕の全財産をむしりとってください」 金融SMで快感を覚える男たち | ファイナンシャル・ドミネーションの世界へようこそ

    コロナ禍で人との接触が制限されるなか、オンラインの金融取引を通じてSMプレイをする「ファイナンシャル・ドミネーション」の人気が高まっている。週に数千ドルを稼ぐという「女王様」と、支配されて喜ぶ「貢ぎブタ」たちの実態に迫る。 「財布を通して相手を支配するの」 1月下旬、ミストレス・マーリーは27歳の誕生日を祝おうとニューヨークからメキシコのリゾート地トゥルムに飛んだ。宿泊したヴィラはベッドルームが4つ、目の前にプライベートビーチが広がり、プールも完備された豪華版だ。 マーリーと6人の友人は温かいカリブの海で泳ぎ、ジャングルでジップラインに挑戦し、しゃれたレストランでロブスターとテキーラを楽しみ、4日間の滞在をとことん満喫した。 資金が必要になると、マーリーはビーチからiPhone片手にカンパを募った。ビキニ姿の豊満ボディーと真っ赤なマニキュア、豊かな黒髪を誇示した15秒の動画に送金・決済アプ

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  • 米紙「日本政府は損切りし、IOCには『略奪するつもりならよそでやれ』と言うべきだ」 | 日本政府は主権まで放棄したわけではない

    国際オリンピック委員会(IOC)のフォン・ボッタクリ男爵と金ぴかイカサマ師たちの間では、いつの間にやら、日を自分たちの足置き台として使おうということで決まっていたようだ。 だが、日は五輪開催に同意したとき、主権まで放棄したわけではない。東京での夏季五輪開催が国益を脅かすのなら、日の指導者たちはIOCに対し、略奪はよその公国へ行ってしてくれと言うべきである。 中止はつらい。だが、それが弊風を正すことにもなるのである。 フォン・ボッタクリ男爵、別名トーマス・バッハIOC会長とそのお供の者たちには悪癖がある。それは自分たちをもてなすホストに大散財をさせることだ。まるで王族が地方にお出ましになったとき、そこの小麦がべ尽くされ、あとに残るのが刈り株だけになるときのような話だ。 日国民の72%が、このパンデミックの真っ只中に国外から1万5000人のアスリートや五輪関係者をもてなすのは嫌であり

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  • トマ・ピケティ「欧米の左派政党は庶民ではなく、もはや高学歴者のための政党となった」 | 左派政党から庶民が離れたのは、左派政党の責任だ

    左派政党を支持するのは庶民から高学歴者になった フランスで刊行された『政治の亀裂と社会の不平等』(未邦訳)は、非常に重要な研究をまとめたものだ。50人ほどの国際的な研究チームが、有権者の投票行動が、所得、資産、学歴、民族的出自、宗教に応じて、どう変化するのかを調査したのだ。調査の対象期間は1948~2020年と非常に長く、調査対象の民主主義国も50程度と非常に規模が大きい。このテーマに関してこれほど体系的、包括的に行われた調査は過去にない。 かつて西側諸国では、有権者は所属する社会階級に応じて投票先を決めていたが、いまではその構造は消失し、その過程で、左派政党は高学歴者に支持される政党へと変貌を遂げた。このような左派政党を支持する人々のことを、経済学者トマ・ピケティは「バラモン左翼」と呼ぶ。調査の共同監修者の一人でもあるピケティが、左派政党の変質とその帰結について語った。 ──庶民階級

    トマ・ピケティ「欧米の左派政党は庶民ではなく、もはや高学歴者のための政党となった」 | 左派政党から庶民が離れたのは、左派政党の責任だ
  • 残虐化するインド「最下層カースト女性へのレイプ」 ─集団レイプ 、殺人、切断、ビデオ撮影… | “不満のはけ口”にされるダリット女性

    「人間にこんなことができるのか? こんな無慈悲な犯罪行為を? だがおそらく、人間にしかできないことなのだろう」 こう書いたのは、インドのオンラインメディア「インディアン・フィード」だ。9月末、インドで報じられたある集団レイプ事件の詳細は、国中に衝撃を与えるほど惨(むご)いものだった。 ウッタル・プラデーシュ州のハトラス地区で、19歳のダリット(カースト制度から外れた、不可触民として差別されてきた人々)の女性が、上位カーストの4人の男たちにレイプされたのだ。被害者の女性は、外に引きずりだされ、舌を切られ、脊椎を折られ、その場に置き去りにされていた。 血まみれになった彼女を発見したのは、叫び声を聞いた母親だった。家族は警察に駆け込み、女性は病院に運ばれたが、残念ながら2週間後に死亡した。遺体は亡くなったその日のうちに、家族の同意がないまま警察によって火葬された。 件ではのちに、捜査の不手際を

    残虐化するインド「最下層カースト女性へのレイプ」 ─集団レイプ 、殺人、切断、ビデオ撮影… | “不満のはけ口”にされるダリット女性
  • レイプされた少女を加害者とロープでつなぎ、“パレード”させたのは「家族」だった | 後を絶たない「被害者への辱め」

    殴る、蹴る、顔に唾を吐く… およそ15〜20分に1回はレイプ事件が発生しているとされるインドで、またしても痛ましい事件が起こった。 3月下旬、インド中部のマディヤ・プラデーシュ州のある村で、16歳の少女がレイプ被害にあった。床に押しつけられ、口に衣服を詰められてレイプされた彼女は、気が動転し、家族に被害を報告した。 すると、それを聞いた彼女の兄弟やおじ、いとこらは、他の多くの村人たちとともに、容疑者とされる近所の男性を見つけだし、何度も殴ったという。 彼らの暴力は加害者のみならず、被害者である少女にまで向けられた。「家族に恥をかかせた」として、彼らは被害者の少女を同じように何度も殴った。その後、彼らは少女と容疑者をロープでつなぎ、村の野原や市場で「パレード」させたのだった。 Rape Survivor Tied, Paraded With Her Attacker In Madhya Pr

    レイプされた少女を加害者とロープでつなぎ、“パレード”させたのは「家族」だった | 後を絶たない「被害者への辱め」