ブックマーク / books.bunshun.jp (17)

  • 『ポップス歌手の耐えられない軽さ』桑田佳祐 | 単行本

    曲が書けないほど 全力で書いちゃったよ……(涙)。 マイクをペンに持ちかえて、不埒に、真面目に、時に感傷的に。 時は図らずもコロナ禍という非常事態、 「週刊文春」というステージで綴られた全66篇 〝魂〟のエッセイ!! サザンオールスターズのリーダーにして日音楽シーンの先頭を走り続ける桑田佳祐が、「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」という想いを出発点に、「週刊文春」で2020年1月から2021年4月にかけて連載したエッセイを一冊に結集! これまで音楽のこと以外はほとんど語ってこなかった桑田が初めて明かす、自身の原点や現代の世相への思い。そこには故郷・茅ヶ崎での少年時代や家族との絆、サザンが結成された青山学院時代の思い出、プロレスやボウリングへの愛、さらに「自主規制」がはびこる日の現状への憂いや、60代となってからの「人生の目標」などが率直に綴られています。 もち

    『ポップス歌手の耐えられない軽さ』桑田佳祐 | 単行本
  • ふたりの青年が過去の後悔に打ち勝つ闘いの物語。青春120%小説 『立ち上がれ、何度でも』(行成 薫) | 大矢 博子 | 書評

    2021.06.09書評 ふたりの青年が過去の後悔に打ち勝つ闘いの物語。青春120%小説 文:大矢 博子 (書評家) 『立ち上がれ、何度でも』(行成 薫) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #エンタメ・ミステリ 『立ち上がれ、何度でも』(行成 薫) プロレス小説である──と書いたところで、私は少々困っている。 書が類稀(たぐいまれ)な、実にエキサイティングなプロレス小説であることは論を俟(ま)たない。だが最初にそう書いてしまうことで、「プロレスには興味がない」という読者を取りこぼしてしまうのではないか。 だったらこう書こう。書は、後悔を抱え、強くありたいと望んだふたりの青年の青春小説であり、変則的なブロマンスである、と。時には切なく、時には熱く展開されるふたりの物語は、プロレスに対する興味・知識の有無にかかわらず読者の胸を揺さぶるはずだ。 いや、それもまたリスキーだ。そう書くことで今

    ふたりの青年が過去の後悔に打ち勝つ闘いの物語。青春120%小説 『立ち上がれ、何度でも』(行成 薫) | 大矢 博子 | 書評
  • 『一人称単数』村上春樹 | 単行本

    6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集 「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 「一人称単数」の世界にようこそ。 収録作 「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」「『ヤクルト・スワローズ詩集』」「謝肉祭(Carnaval)」「品川猿の告白」(以上、「文學界」に随時発表)「一人称単数」(書き下ろし)

    『一人称単数』村上春樹 | 単行本
  • 執行猶予満了日に緊急出版。いまの清原和博のすべて『薬物依存症』 | 発売情報

    発売ラインナップ (2020/6/14~2020/6/20) 発売日のリンクをクリックするとGoogleカレンダーの登録画面が表示されます

    執行猶予満了日に緊急出版。いまの清原和博のすべて『薬物依存症』 | 発売情報
  • 女帝 小池百合子──救世主か? “怪物”か? 序章全文公開 | 石井 妙子 | 特集

    「暗い深淵(ふち)から出て来たか、明るい星から生れたか? ぞっこん惚(ほ)れた『宿命』が小犬のように後(あと)を追う。 気紛(きまぐれ)にそなたは歓喜を災害を処(ところ)かまわず植(うえ)つけて、 一切を支配はするが、責任は一切持たぬ」 ──ボードレール・堀口大學訳『悪の華』 『女帝 小池百合子』(石井 妙子) その人はひどく怯(おび)え、絶対に自分の名が特定されないようにしてくれと、何度も私に訴えた。同じような言葉をこれまでに、いったいどれだけ耳にしたことだろう。 ある日を境に電話に出てくれなくなってしまった人もいれば、家族が出て来て、「二度と 近づいてくれるな」と追い払われたこともあった。皆、「彼女を語ること」を極度に恐れているのだ。 彼女のことを古くから知るというその人は、躊躇(ためら)いながらも上ずる声で話し出すと、憑(つ)かれたように語り続けた。 「なんでも作ってしまう人だから。

    女帝 小池百合子──救世主か? “怪物”か? 序章全文公開 | 石井 妙子 | 特集
  • 連続テレビ小説「エール」のモデルになった古関裕而、その80年の生涯とは 『古関裕而の昭和史』(辻田 真佐憲) | 辻田 真佐憲 | インタビュー・対談

    2020.03.30インタビュー・対談 連続テレビ小説「エール」のモデルになった古関裕而、その80年の生涯とは 辻田 真佐憲 『古関裕而の昭和史』(辻田 真佐憲) 出典 : #文春新書 ジャンル : #ノンフィクション 『古関裕而の昭和史』(辻田 真佐憲) つぎは、昭和に作られた歌の冒頭である。なんの歌かわかるだろうか。五曲わかれば、音楽通。七曲すべてわかれば、かなり博識といっていい。 (1)六甲颪に颯爽と (2)モスラヤ モスラ (3)若い血潮の「予科練」の (4)こよなく晴れた 青空を (5)ちえをめぐらせ 頭を使え (6)男とうまれ 海をゆく (7)風吹かば吹け むらさきに (1)は、阪神タイガースの応援歌「六甲颪」(一九三六年)。これは簡単。 (2)は、「モスラの歌」(一九六一年)。東宝の怪獣映画『モスラ』の劇中、双子の女性デュオ「ザ・ピーナッツ」によって歌われた。

    連続テレビ小説「エール」のモデルになった古関裕而、その80年の生涯とは 『古関裕而の昭和史』(辻田 真佐憲) | 辻田 真佐憲 | インタビュー・対談
  • 『いけない』道尾秀介 | 単行本

    騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。 『向日葵の咲かない夏』の原点に回帰しつつ、驚愕度・完成度を大幅更新する衝撃のミステリー! 第1章「弓投げの崖を見てはいけない」 自殺の名所付近のトンネルで起きた交通事故が、殺人の連鎖を招く。 第2章その話を聞かせてはいけない」 友達のいない少年が目撃した殺人現場は物か? 偽物か? 第3章「絵の謎に気づいてはいけない」 宗教団体の幹部女性が死体で発見された。先輩刑事は後輩を導き捜査を進めるが。 どの章にも、最後の1ページを捲ると物語ががらりと変貌するトリックが……! ラストページの後に再読すると物語に隠された〝当の真相〟が浮かび上がる超絶技巧。 さらに終章「街の平和を信じてはいけない」を読み終えると、これまでの物語すべてがが絡み合い、さらなる〝真実〟に辿り着く大仕掛けが待ち受ける。 「ここ分かった!?」と読み終えたら感想戦したくなるこ

    『いけない』道尾秀介 | 単行本
  • 『土曜ナイトドラマ 「おっさんずラブ」公式ブック』テレビ朝日 | 単行本

    ある日、僕は部長に告白された-史上最高の純愛ドラマ降臨! ダメ男春田にモテ期到来?乙女なおっさん部長とドSイケメン後輩に告白されるも二人は男性で…。胸キュン必至、話題沸騰ドラマ公式。 目次 ●田中圭さん、吉田鋼太郎さん、林遣都さん、スペシャルインタビュー&撮りおろし ●キャラクター紹介 誕生日、血液型から好きなべ物、嫌いなべ物、高校時代の部活など、ドラマでは明かされなかった裏設定を大公開 ●人物相関図 ●はるたん【SPRING】collection 部長が恋に落ちてしまうのもうなずける、太陽のような魅力に溢れた「はるたん写真」 ●はるたん7変化 スーツからスウェット、きぐるみまで着こなしてしまう、はるたんの素敵コーデ7 ●登場人物の恋の軌跡 春田創一 揺れる心/牧凌太 尽くす恋/黒澤武蔵 攻める恋/荒井ちず 気付けなかった想い/栗林歌麻呂 空前絶後の恋/武川政宗 諦めきれない恋/黒澤

    『土曜ナイトドラマ 「おっさんずラブ」公式ブック』テレビ朝日 | 単行本
  • 『グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪』小林文乃 | 単行本

    25年ぶりのロシア再訪、今回の旅の目的はーー 戦時中、ナチスドイツによって完全包囲され、100万人もの市民が餓死・凍死した ロシア第二の都市・サンクト・ペテルブルク。この地で、攻防900日の地獄のなかで 作曲された伝説の交響曲の背景を探ることーー。 ショスタコーヴィッチ「交響曲第七番」。またの名を「レニングラード」。 BS放送等で話題となった世紀の名曲誕生の真相を追った渾身のルポルタージュ。

    『グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪』小林文乃 | 単行本
  • レイプ被害を受けたと会見し訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』を発売します | プロモーション部 | ニュース

    2017.10.13ニュース レイプ被害を受けたと会見し訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』を発売します 文:プロモーション部 「このを読んで、あなたにも想像してほしい。いつ、どこで、私に起こったことが、あなたに、あるいはあなたの大切な人に降りかかってくるか、誰にも予測はできないのだ。」 『Black Box』(伊藤詩織 著) レイプ被害を受けたと会見して訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』を18日発売します。 はじめにの一部を文春オンラインにて公開中>> 信頼していた人物からの、思いもよらない行為。しかし、その事実の証明には――ホテルという密室、差し止められた逮捕状、社会の受け入れ態勢、あらゆるところに“ブラックボックス”がありました。 なぜ、司法は裁けないのでしょうか? 詩織さんは2015年、TBS記者(当時)からホテルで意識のない状態

    レイプ被害を受けたと会見し訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』を発売します | プロモーション部 | ニュース
  • 文春e-Books『日本沈没 決定版』小松左京 | 電子書籍

    SF小説史上最大のヒット作、その決定版が電子書籍オリジナルで登場。 文庫の上下巻が一冊になりました。 【あらすじ】 日各地で地震が続くなか、小笠原諸島近海にあった無人島が一晩で海中に沈んだ。 調査のため潜水艇に乗り込んだ地球物理学者の田所博士は、深海の異変を目の当たりにして、恐るべき予測を唱えた。 --早ければ二年以内に、日列島の大部分は海面下に沈む! 田所博士を中心に気鋭の学者たちが地質的大変動の調査に取り組むと同時に、政府も日民族の生き残りをかけて、国民の海外移住と資産の移転計画を進めようとする。 しかし第二次関東大震災をはじめ、様ざまな災害が発生。想定外のスピードで事態は悪化していく。はたして日民族は生き残ることができるのか。 大災害やパニックのシミュレーションにとどまらず、組織論や危機管理論、日人論といった様ざまな要素をもつ作は時代を超えた輝きをはなっており、小説

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  • 『苦汁100%』尾崎世界観 | 単行本

    当に大切なことは書かないし、書けない。 だから、書く。 楽しい。恐い。売れたい。 嬉しい。悔しい。やりたい。 ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、 初小説『祐介』が話題をさらった作家・尾崎世界観が赤裸々に綴る、 自意識過剰な日々。 ーー 某月某日 テレビに出ると相変わらずネットでは批判が噴き出す。コイツ喘ぎ声だしてるだけだろう。喘ぎ声で商売してるって凄い世界観だな。こんなようなことを書かれていた。よっぽど燗にさわるんだろう。(ポンポン。癇に障る音。) 某月某日 いつも通っているあの屋へ。「祐介」がどこに置かれているかの確認へ。前は3冊、サブカルコーナーにぽつんと置かれていた。でも、テレビや雑誌で何度か取り上げて貰った今なら、きっと。そう信じて見たけれど無い。文芸のコーナーに置いていない。サブカルコーナーを見てみると前よりも増えている。おまけに奥の人気の無い音楽書籍コーナー

    『苦汁100%』尾崎世界観 | 単行本
  • 文春新書『文部省の研究 「理想の日本人像」を求めた百五十年』辻田真佐憲 | 新書

    いまどき「天下り」スキャンダルで、事務次官までも辞任した文部科学省。 戦前は内務省文部局、戦中は陸軍省文部局、戦後も自民党文教局、日経連教育局などと揶揄され続け、つねに「三流官庁」視されてきた。 しかし、侮ってはいけない。 文部省はこの150年間、「理想の日人像」を探求するという、国家にとってもっとも重要な使命を担ってきたのである。 明治維新後は「独立独歩で生きてゆく個人」、昭和に入ると「天皇に奉仕する臣民」、敗戦直後は「平和と民主主義の担い手」、そして高度成長時代には「熱心に働く企業戦士」――すべてに文部省は関与してきた。 そして、グローバリズムとナショナリズムが相克する今、ふたたび「理想の日人像」とは何かを求める機運が高まっている。 気鋭の近現代史研究者である筆者が、イデオロギーによる空理空論を排し、文部省の真の姿に迫った傑作! 目次 第一章 文部省の誕生と理想の百家争鳴 (一八六

    文春新書『文部省の研究 「理想の日本人像」を求めた百五十年』辻田真佐憲 | 新書
  • 『「南京事件」を調査せよ』清水潔 | 単行本

    各方面から大絶賛のテレビ番組『日テレNNNドキュメント 南京事件 兵士たちの遺言』が、大幅な追加取材で待望の書籍化! 77年目の「調査報道」が事実に迫る。 南京事件」は当にあったのか? なかったのか? 戦後70周年企画として、調査報道のプロに下されたミッションは、77年前に起きた「事件」取材だった。「知ろうとしないことは罪」――心の声に導かれ東へ西へと取材に走り廻るが、いつしか戦前・戦中の日と、安保法制に揺れる「現在」がリンクし始める……。伝説の事件記者が挑む新境地。

    『「南京事件」を調査せよ』清水潔 | 単行本
  • 文春新書『巨人軍「闇」の深層』西﨑伸彦 | 新書

    野球賭博、清原シャブ逮捕、原監督1億円恐喝事件……週刊文春スクープ記者、執念の一撃! 2016年3月、巨人軍の高木京介投手が野球賭博に関与していたとして、渡辺恒雄最高顧問を含む巨人軍トップ3人が電撃辞任した。2015年秋、野球賭博に手を染めていた3人の現役巨人軍投手が解雇され、再発防止策が講じられて沈静化した矢先の出来事だった。 振り返ればここ数年、巨人軍は数々のスキャンダルに見舞われてきた。 2012年には原辰徳監督(当時)が女性スキャンダルをネタに反社会的勢力から1億円を恐喝されていた事件が発覚。 その後、阿部慎之助捕手、内海哲也投手にも女性スキャンダルが浮上。その背後には暴力団関係者の影が見え隠れしている。 そして2016年2月には清原和博元選手が覚せい剤使用で逮捕。しかも、清原に薬物を渡していた巨人軍の元同僚投手は、「巨人時代から薬物を使用していた」という爆弾証言をおこなった。 「

    文春新書『巨人軍「闇」の深層』西﨑伸彦 | 新書
  • 『背信の都 上』ジェイムズ・エルロイ 佐々田雅子 | 単行本

    担当編集者より 現代警察小説の創始者、ジェイムズ・エルロイ。あの巨匠が20年ぶりに警察小説の分野に帰還しました。舞台はロサンジェルス。時代は一九四一年―― 真珠湾攻撃の前夜に発生した日系人一家皆殺し事件。それを追う日系人鑑識官ヒデオ・アシダ。しかしLAは戦争の恐怖に覆われ、反米とされる日系人たちは次々に収容されてゆく。そんな窮地の中で決死の捜査を続けるアシダ……警察内部の暗闘、汚職、そして荒れ狂うヘイト。唯一無二の電撃的な文体は健在。まさに究極の警察小説です。

    『背信の都 上』ジェイムズ・エルロイ 佐々田雅子 | 単行本
  • 『福島第一潜入記 ヤクザと原発』鈴木智彦 | 単行本

    担当編集者より 暴力団専門ライターの著者が、ジャーナリストでは震災後初めて作業員として福島第一原発に潜入。高濃度汚染区域でいきなり4ミリシーベルトらったり、熱中症で昏倒したり、汚染水で作ったセシウムスイカをべたり……。著者ならではのヤクザと原発の密接すぎる関係も全部暴露。フクシマ50の中に3人の暴力団幹部がいることや、作業員派遣で暴利をむさぼる親分など、ヤクザにとって「最大のシノギ」としての側面もたっぷりと伝えます。(SM)

    『福島第一潜入記 ヤクザと原発』鈴木智彦 | 単行本
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