隆祥館書店の店主、二村知子さんから『中村哲という希望』が今年前半期(1月~6月)のノンフィクション大賞(10冊)に入賞したと連絡を受けたことは先日書いた。 ここはユニークな「13坪の本屋」として知られる。二村知子さんが本屋哲学を語るポリタスTVの番組が7日まで観られるので紹介したい。 二村知子さんが気骨ある本屋の経営を語る(ポリタスTV) 『中村哲という希望』も18分すぎに登場する。 www.youtube.com ポリタスTV 18分過ぎから 隆祥館は本の流通の構造的問題で、日販、東販などの取次とも果敢に闘ってきた。 たとえば、かつては取次に本の返品をすると、大手ナショナルチェーンの小売書店には月末にすぐに電子決済されるのに、中小書店は20日から月末に返品した場合、決済は翌月になるという差別があった。隆祥館のような小規模店でもその額は140万円くらいになっていた。当時は日本全国に2万3千
![高世仁のジャーナルな日々](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)