ブックマーク / tokyo.whatsin.jp (18)

  • 「お富さん」と「変なオジさん」によって知ることができた、志村けんさんの音楽センスについて考えた | WHAT's IN? tokyo

  • 小泉今日子さんの「気を抜かないで生きる」姿を目の当たりに。『黄色いマンション 黒い猫』 | WHAT's IN? tokyo

    MUSIC BOOK Column 小泉今日子さんの「気を抜かないで生きる」姿を目の当たりに。『黄色いマンション 黒い』 2017.09.19 小泉今日子さんが書いた「黄色いマンション 黒い」が、第33回講談社エッセイ賞に選ばれたことは、7月の終わり頃に友人からの情報で知りました。 そのエッセイ集が出版されたのは去年の春のことで、すぐに手にとって読みましたが、の全体を貫いている普通の人の感覚と、冷静な観察眼に驚かされたのを覚えています。 自らの体験にもとずく原宿の風景描写や、身のまわりに起こった出来事を記した文章からは、余分なものが削ぎ落とされていることで、凛とした人間の潔さが浮かび上がってきたのです。 ひとつひとつは短いエッセイであるにもかかわらず、9年間という長期間に書き継がれた文章を読み進んでいくと、若いときから一人で生きてきた女性の自伝として、爽やかな中にも言い知れぬ重みがあ

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  • 一柳慧と武満徹が企画した現代音楽とクラシックのイベントで、小澤征爾が指揮するオーケストラと共演したモップス(その2) | WHAT's IN? tokyo

  • 海外での評価が高いモップスについてもう一度、日本の音楽史における再評価に挑んでみたい(その1) | WHAT's IN? tokyo

    MUSIC Column 海外での評価が高いモップスについてもう一度、日音楽史における再評価に挑んでみたい(その1) 2020.03.03 強烈な印象を残したブルース・ヴァージョンの「月光仮面」 1967年に始まったGS(グループサウンズ)の熱狂が1969年を境にして、水を引いたように静まった後に、同じホリプロに所属するバンドのザ・サベージやヴィレッジシンガーズ、ジ・オックスなどが次々に解散していった。 そんな状況のなかで活動を続けていたモップスに、ひょんなことからヒット曲が生まれたのは1971年のことだ。 ジャズ喫茶で大胆なブルース・アレンジに変えて取り上げた「月光仮面」が、アドリブによる面白おかしいトークで注目されてレコードが発売になると、デビュー曲「朝まで待てない」を上回る3年ぶりのヒットになったのである。 子供向けのアクション・ドラマだった『月光仮面』の主題歌が、どうしてジャズ

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  • 「舞台で歌うときに、少しでも客を喜ばそうと思うことがあって、わたしのうたはそんな時、きまっていやらしいのだ」~浅川マキ | WHAT's IN? tokyo

  • How do you feel now? 安室奈美恵ラストツアーで感じた“唯一無二のLIVE STYLE” 〜ファンによるファン向けのライブ考察〜 | WHAT's IN? tokyo

    Report How do you feel now? 安室奈美恵ラストツアーで感じた“唯一無二のLIVE STYLE” 〜ファンによるファン向けのライブ考察〜 2018.06.13 namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~ 2018年6月3日 東京ドーム 2018年9月16日をもって引退する安室奈美恵が、6月3日に東京ドームでライブツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」の最終公演を開催した。このツアーで彼女は、国内17公演の約75万人、アジア6公演の約5万人の計約80万人を動員しソロアーティスト史上最多動員数を樹立。記録面でもパフォーマンス面でも“有終の美”を飾った。ライブの内容はすでに各メディアで報じられており、当サイトでも速報レポートを公開しているので、ここでは、物心ついた頃から彼女のファンでファンクラブ

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  • 「ロックンロールがオレたちを出会わせてくれた」 | WHAT's IN? tokyo

    10月9日の夕方、日比谷野外音楽堂でロックンロールの魂に出会ってきた。 RCサクセションの「雨上がりの夜空に」の音源が、秋の青空にフルコーラスで鳴り響いてから、67歳を迎えた仲井戸麗市のバースデー・ライブは始まった。 出演したのはCHABO BAND、早川岳晴、河村カースケ智康、Dr.kyOn、片山広明、梅津和時、仲井戸麗市というメンバーである。 デビュー45周年を機に2015年に発表したオリジナル・ソロ・アルバム『CHABO』は、このメンバーによって制作された作品だった。しかし日音楽シーンで引く手あまたのメンバーたちは、スケジュール調整がままならず、その年はライブができなかったという。 だからコンサートの中盤でそのアルバムから「QUESTION」、「雨!」、「ま、いずれにせよ」、「歩く」と続けて初披露してくれたのだが、素晴らしいコンビネーションでライブならではの圧倒的な説得力に満ちた

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  • Little Glee Monster。いつかその名の通りモンスターになる日が来る | WHAT's IN? tokyo

    MUSIC Column Little Glee Monster。いつかその名の通りモンスターになる日が来る 2017.04.12 リトグリライブツアー2017 ~Joyful Monster~ 2017年4月9日 国際フォーラム ホールA 2017年の初頭に行われたLittle Glee Monster(リトル・グリー・モンスター)の武道館公演を観て、「日音楽の未来に希望の光が灯った」と感じてから3ヶ月、東京国際フォーラムAで4月9日に行われた全国ツアーのファイナル公演を観た。彼女たちはいい意味ですっかりプロになって、清々しい表情で次なる第一歩を踏み出していた。 正真正銘のヴォーカル・グループである彼女たちの魅力を体験するには、一切のごまかしがきかないライブという神聖な場がふさわしい。リトグリの質はライブにおけるレベルの高いパフォーマンスと、気持ちのまとまりから生まれてくる潔さにあ

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  • ニール・ヤング / 変化という不変 | WHAT's IN? tokyo

    HEATWAVE 山口洋がこれまでに出逢ったミュージシャン、R&Rの魔法について書き下ろす好評連載! 2017年の幕開きはこの人、ニール・ヤングから。 編集部から「次はニール・ヤングで」とのオファー。いやはや、ファン歴もこう長すぎると、いったい何から書いていいものか。でも御年71歳の彼は、近年、前にも増して輝き、溢れ、叫び、奏で、我が道を往く。今を存分に生きている。老成、円熟、エトセトラ。その手の言葉とはまるで無縁。誰も彼を止められない。いつも旬。僕がヒーヒー云いながら、一枚のアルバムを制作している間に、彼は三枚もリリースしてしまった。おそるべき、溢れる71歳を通じて、この混迷の時代を生きぬくヒントを探ってみることにしよう。 ここ数年の彼を思い返してみる。 1. 圧縮音源mp3を極端に嫌い、高音質デジタル音源システム「ポノ」を開発。携帯プレイヤーなどのハードも含め、自ら普及に取り組む。 2

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  • 「満月の夕」〜中川敬との22年〜 【前編】 | WHAT's IN? tokyo

    HEATWAVE 山口洋がこれまでに出逢ったミュージシャン、R&Rの魔法について書き下ろす好評連載。 1995年1月17日から22年。ひとつの曲をめぐる長い物語を、2回に分けてお届けします。 こんな存在の歌になるなんて、思ってもいなかった。 リリースしたら、歌はもう自分のものではなくなる。ふ化したあと、大海へと漕ぎだす鮭の稚魚のように。成長して戻ってくる歌なんて、ほんのわずか。人々のこころという未知の大海を泳いでいく歌たちが、どんな旅をしているのか、僕は知らない。どれだけ歌を書いても、それだけは分からない。 「満月の夕」は僕にとって、そんな稚魚のひとつだった。違うことがあるとするなら、独りで書いたのではないということだけ。リリース後しばらくして、いろんな人たちがカヴァーしてくれるようになってからも、この歌をクローズアップされることが苦手だった。忘れることができない、あの焼け野原の風景に向き

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  • 矢野顕子「SUPER FOLK SONG」レコーディング現場にあった極限の緊張感を紐解く | WHAT's IN? tokyo

    映画「SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~」[2017デジタル・リマスター版]の上映を記念して、当時のレコード会社のA&R・名村武氏のインタビューが実現! 矢野顕子の初のピアノ弾き語りアルバム「SUPER FOLK SONG」の制作秘話、撮影時のエピソード、ピアニストとしての矢野顕子の魅力などについて聞いた。 取材・文 / 森朋之 「弾き語りアルバムを作りたい」という話があった 「SUPER FOLK SONG」は、矢野顕子さんにとって初めてのピアノ弾き語りアルバム。矢野さんのキャリアのなかでも、ひとつの分岐点となる作品だった思います。 確かに録音された作品としては初めてでしたけど、その前から“ピアノがあればどこにでも行きます”という「出前コンサート」でカバー曲も演奏されていて、「SUPER FOLK SONG」もそれが基になってるんですよ。 当時、矢野さんのマネージャー

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  • 偉大なるミュージックマン、石坂敬一さんを悼む ~忌野清志郎と対峙した『COVERS』をめぐって~ | WHAT's IN? tokyo

    MUSIC Column 偉大なるミュージックマン、石坂敬一さんを悼む ~忌野清志郎と対峙した『COVERS』をめぐって~ 2017.01.10 RCサクセションが1988年に制作したアルバム『COVERS』は、バリー・マクガイアの反戦歌「明日なき世界」で始まり、ジョン・レノンの「イマジン」で終わるという構成で、全編が洋楽のカヴァーによるメッセージ性の高い作品だった。そのアルバムは世界で最初に原子爆弾が広島に投下された8月6日、つまり多くの人の生命が奪われた平和記念日に合わせて発売される予定になっていた。 カヴァーする際に原詩と異なる日語の訳詞の使用を認めてもらうために、担当者レベルでは話がつかない困難な局面があったという。それが許諾されたのはビートルズやローリングストーンズを手がけてきた東芝EMIというレコード会社の信用と、トップの交渉力もふくめて、関わったスタッフによる努力の積み重ね

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  • 『戦争中の暮しの記録』の《一冊》を、『この世界の片隅に』の《一本》に置きかえれば | WHAT's IN? tokyo

    MOVIE/TV BOOK Review 『戦争中の暮しの記録』の《一冊》を、『この世界の片隅に』の《一》に置きかえれば 2016.12.24 「これは、戦争中の、暮しの記録である。 その戦争は、一九四一年(昭和十六年)十二月八日にはじまり、一九四五年(昭和二十年)八月十五日に終った。 それは、言語に絶する暮しであった。その言語に絶する明け暮れのなかに、人たちは、体力と精神力のぎりぎりまでもちこたえて、やっと生きてきた。親を失い、兄弟を失い、夫を失い、子を失い、大事な人を失い、そして、青春を失い、それでも生きてきた。家を焼かれ、財産を焼かれ、夜も、朝も、日なかも、飢えながら、生きてきた。 しかも、こうした思い出は、一片の灰のように、人たちの心の底ふかくに沈んでしまって、どこにも残らない。いつでも、戦争の記録というものは、そうなのだ。 戦争の経過や、それを指導した人たちや、大きな戦闘につい

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  • 再生の歌は鳴りやまない〜佐野元春「君を連れてゆく」〜 | WHAT's IN? tokyo

    HEATWAVE 山口洋がこれまでに出逢ったミュージシャン、ロックンロールの魔法について書き下ろす新連載! 1990年代の初頭。金と欲に踊らされた、バブルな時代の末期。バンドブームのどさくさに紛れて、僕らもアルバム・デビューを果たしたものの、この国に蔓延していた奇妙な空気にどうにもなじめず、時間とお金をやりくりして、僕はひとりで世界を流浪していた。 旅の目的のひとつは、ロックンロールの源流をたどること。どこからあの命の水は流れだしてきたのか?それを知ることができれば、僕は普遍と不変のスピリットを手にいれ、時代を切り裂くことができると思っていた。そうやって、僕はNYを経由し、いくつもの出会いや失敗を繰り返しながら、源流のひとつ、アイルランドにたどり着いた。 はたして、僕はそこでアイリッシュ・ソウルの最高峰、ヴァン・モリソンを生で体験することになるのだれど、そこに彼の盟友であるシンガー、オルガ

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  • 鉄の街が生んだ奇蹟〜THE ROOSTERS〜 | WHAT's IN? tokyo

    HEATWAVE 山口洋がこれまでに出逢ったミュージシャン、R&Rの魔法について書き下ろす好評連載! 福岡と北九州。 今なら新幹線で16分で行ける距離だが、福岡市東部で育った高校生の僕の目には、北九州はヤサぐれていて、恐ろしい街に映った。近くて、遠い街。この国の高度成長を支えた、製鉄業を中心とする工業都市。背後にはかつて炭坑で栄えた筑豊地方を擁し、荒くれ者も確かに多かった。僕が通った小学校には「北九州見学」という授業があって、バスに乗って繁栄する工場を見にいくほどの「憧れの街」だったのに、鉄冷えとともに、街は徐々に活気を失っていった。 1980年代初頭。さびれかけたその街から弾丸のように現れたのが、THE ROOSTERSだった。彼らはロクにPAもないような福岡の小さなライヴハウスにやってきて、火を吹くような演奏をした。確か入場料は500円。福岡のバンドとは何かが決定的に違っていた。 鉄の

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    yoyoprofane
    yoyoprofane 2016/12/19
    "特筆すべきはルックスが怖すぎた。余談だけれど、この偉大なドラマーに今日こそ話しかけようと、何度も勇気を振り絞ったけれど、実現したのは20年後だ。"
  • 悲しみの中でつかまえていく人生の実り 『この世界の片隅に』片渕須直監督の情熱 | WHAT's IN? tokyo

    クラウドファンディングでは目標額を大きく上回る3912万円の制作費を達成。日映画史上最大のサポーター、協力者を得て完成した『この世界の片隅に』が注目を集めている。 広島を舞台に、昭和19年から21年までの「普通の暮し」を丁寧な日記のように綴った漫画家・こうの史代さんの原作を、宮崎駿氏のもとで経験を積んだ片渕須直監督が映画化した。 広島、呉のまちを隅々まで歩き、人々に尋ね、緻密な調査を重ねて当時の風景と生活を生き生きとスクリーンに蘇らせた監督の手法に、広島県内はもとより多くの「市民」からの感謝と賞賛の声が止まらない。 野草を摘み、玄米を衝き、着物を裁って作業着に仕立て、一日一日を必死で生き延びる主人公・すずを演じるのは、この映画が改名後第1作となる「のん」。 「戦争もの」と思って観てしまうと、いや、観ないともっともったいない、懐の深い作品について、片渕監督に訊いた。 取材・文 / 村崎文香

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  • 坂本龍一インタビュー前篇 「おかえりなさい、教授!」 | WHAT's IN? tokyo

    春の日射しの中で、そこにいた誰もが穏やかな時間に幸せを感じているようなひとときだった。 それはたぶん、過酷な季節を越えてきたにもかかわらず、殊更気負わず、身構えず、穏やかに質問に答えてくださったからだろう。それも、言葉の端々に、その表情に、強さと優しさとが混じりあったような素敵なものを漂わせながら。 そしてなによりも、誰もが口には出さずとも思っていたからに違いない。「おかえりなさい、教授!」と。 インタビュー・文 / 天辰保文 撮影 / 森崎純子 音楽家冥利に尽きるというか。病気が再発して死ぬんじゃないかと、相当な覚悟でやりました。 大きな病気をなされたわけですが、例えば音楽に関して考えとかに変化はありますか。 坂 それほどはないです。ただ、ぼくはついいろんなことをやっちゃうでしょ、それで、もっとうまく集中しないといけないという気にはなりました。人生の時間が限られているのがわかっていると

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  • ニッポンの洋楽の立役者たち 音楽評論家・湯川れい子インタビュー① | WHAT's IN? tokyo

    伝説となった1966年のビートルズ来日で格的に始まったとも言われる“洋楽”シーン。洋楽黄金期と言われる70〜90年代を紐解く中で見えてきた特異なジャンル。世代共有の回想、そして後世に伝えるための特集、“洋楽” in ニッポン。 ポピュラー音楽の評論家としては日の草分けである湯川れい子さんの作詞家デビュー作「涙の太陽」は最初、英語詞で書かれ、日人を外国人シンガーに仕立てて洋楽扱いでリリースされた。後にそれが「日のチームによる邦楽曲」とバレて話題をさらに呼んだ。その後もシャネルズの「ランナウェイ」やアン・ルイスの「六木心中」など数々のヒット曲を放っているが、60年代から今に至るまで日で求められる洋楽が生まれた背景や作詞家から見た日の洋楽について、元アシスタントの和田靜香が話を聞いた。 洋楽、邦楽を問わず、また戦前、戦中、戦後を問わず、 日でヒットした曲はまず歌詞だったと思うの

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