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  • 不祥事=作品封印の是非 ~犯罪・スキャンダルと公開中止を考える【追記あり】 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2019年4月 4日 (2023年11月19日最終追記) 憲法契約メディアエンタメ映画音楽 「不祥事=作品封印の是非 ~犯罪・スキャンダルと公開中止を考える」【追記あり】 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 「スキャンダルでの中止・自粛」やまず 「自粛」をめぐる取材を、いくつか続けて頂いた。 今年だけでも新井浩文(『GO』『真田丸』『下町ロケット』)、そしてピエール瀧(電気グルーヴ、『あまちゃん』『64(ロクヨン)』)と、主役級の大物バイプレーヤー(どんな日語だ!)の逮捕報道が続いている。犯罪に限定しなければ芸能人のスキャンダルなどは日常茶飯事であり、そしてもうひとつ日常茶飯事になりつつある光景がある。作品自粛だ。 新井の『台風家族』(草彅剛主演)、ピエールの『アナと雪の女王2』(オラフ声役)など、公開間近の作品が自粛・差し替えに至るのはともかく、上で挙げ

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  • 感染症とイベント中止の法的対処 ~払い戻し、解除、入場制限、ライブ配信~ 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2020年2月27日 (2020年4月10日最終追記) 契約ライブスポーツ 「感染症とイベント中止の法的対処 ~払い戻し、解除、入場制限、ライブ配信~」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) (2020/3/24:末尾に、オリンピック延期・中止の場合の払い戻しについて付記した。)(2020/3/10:末尾に、無観客ライブ・無観客上演の配信をおこなう場合の権利処理の注意点を付記した。) イベント活況と新型コロナウィルス危機 ゼロ年代以降、ライブやスポーツなどのイベントは常にエンタテインメント産業の牽引車だった。デジタル化が進み、多くのコンテンツが自宅に居ながらにして、あるいはスマホで手に入る時代になるほど、余計に「その場でしか味わえない現場の感動」の価値は増した。コンサートなどライブ産業の売上は過去20年で4倍以上にも伸び、他のジャンルでもイベント連動が合言葉に

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  • 著しく短縮して語る著作権延長問題の歴史と、これからどうなり、何をしていくのか 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2018年11月 2日 著作権改正国際 「著しく短縮して語る著作権延長問題の歴史と、 これからどうなり、何をしていくのか」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 驚くほど淡々と、最後の60日間は始まった。 複数報道されましたね。前回報道より早まり、12/30をもって2016年の改正著作権法も施行され、日の著作権は「死後70年」に、侵害は非親告罪となります(二次創作等は対象外)。 >TPP11、12月30日発効へ 6カ国が国内手続き終了:日経済新聞 https://t.co/r0tBRUaVs6 — 福井健策 FUKUI, Kensaku (@fukuikensaku) 2018年10月31日 2006年以来、一貫して関わって来た延長問題である。今後の記録として自分の目に映った延長問題の歴史、保護期間はどうなるのか、そしてこれから私たちに出来ることを記してお

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  • 契約と著作権教育の必修化を考える 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2017年10月17日 著作権契約教育アート 「契約と著作権教育の必修化を考える」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) のっけから自分の笑顔で恐縮至極だが、先週こんなことをつぶやいた。 まただ。なぜこんな20代を棒に振るような契約書にサインしたんだと声を荒げたくなる若手アーティストの相談。なぜこうも繰り返される。少なくとも原因のひとつは、はっきりしている。幾多の芸術系大学、音楽・アート系学校で「契約」なんて面倒なことは教えていないからだ。 — 福井健策 FUKUI, Kensaku (@fukuikensaku) 2017年10月12日 事案の詳細は控えるけれど、まあ個人・団体を問わず日常的な契約の光景である。だが、この日は思わずつぶやいた。するとこれがなかなかバズった。 リツイート数も多かったが、何よりコメントが引用ツイートを含めて極めて多い。人々がとみに

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  • Wantedlyブログ削除問題とクレーム自動処理の問いかけ 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2017年9月 6日 著作権IT・インターネット 〘情報・メディアと知財のスローニュース〙 「Wantedlyブログ削除問題とクレーム自動処理の問いかけ」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) ことの次第とDMCAのしくみ 著作権界隈に住んでいると長生きはするものだと思う。あのDMCAが!今さら!ブームですと! 何かといえばWantedlyである。筆者などはこちらの名前の方がよほど初耳だったが、求人情報サービスで大変勢いがおありらしい。そこが今度新たに株式公開(IPO)をするのだが、それについて8月中旬ころ、ちょっと辛口のブログが出た。すると、10日ほどでそのブログはグーグルの検索結果から消え、ブログを紹介するツイッター上のつぶやきも削除された。どうやら、この創業者社長はこんなに美人でファンも多いんです!といって顔写真を掲載したことが著作権侵害だとされたらしい

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  • くまのプーさん:新たなる旅立ち 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2017年5月11日 (2022/9/15加筆) 著作権 〘情報・メディアと知財のスローニュース〙 「くまのプーさん:新たなる旅立ち」【プーの著作権がいつ切れるかというお話 update版】 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 1 Xデー5月21日 うららかな5月の日曜日、プーは仲間たちと、新しい冒険を始めることになりました。 ――何かといえばついに2017年5月、世界的キャラクター「くまのプーさん」の日での著作権が切れる話である。著作権には保護期間というものがあり、それが終了すれば以後は誰でも自由に利用できる。いわば、作品は社会の共有財産になるのだ。この状態を「パブリック・ドメイン」(PD)という。 日法では、期間の原則は「著作者の生前全期間及び死亡の翌年から50年」である(団体名義の作品などは公表後50年)。ではプーはというと、作者のA.A.ミルンは

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  • JASRAC音楽教室問題。取材等で話したことをざっくりまとめてみる【追記あり】 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2017年2月10日 (2022年7月29日追記) 著作権ライブ音楽 「JASRAC音楽教室問題。 取材等で話したことをざっくりまとめてみる【追記あり】」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) さて、この一週間JASRACの嵐がネット上で吹き荒れている。自分や事務所のメンバーもずいぶん色々な箇所でコメントを求められ、またつぶやいたり反響を頂いたりして来た。こうした「祭り」状態の常として一部で論点も拡散・錯綜して来たので、自分なりに一度短くまとめておこう。 念のため整理して置こう。現行法では、非営利の学校等での授業用の「複製」は無許可で可能(35条)。非営利で対価を取らない「演奏」も可能(38条)。今回の論点は、営利非営利を問わず教室での指導は、「公衆に聞かせるための演奏」(22条)ではないので元から著作権の対象ではないのでは、だ。 — 福井健策 FUKUI,

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  • 改めて、パブリックドメイン論。 『三文オペラ』上演中止問題を契機に 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2016年3月29日 著作権裁判契約エンタメライブ 「改めて、パブリックドメイン論。『三文オペラ』上演中止問題を契機に」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 以下は、日劇作家協会会報『ト書き』連載中の「演劇×著作権×法律」コラムですが、問題への関心の高さに鑑み協会の了解を得て加筆掲載します。 宮崎県立芸術劇場の、『三文オペラ』上演中止問題から始めよう。 既に報道されたのでご存知の方も多いだろうが、事案の概要はこうだ。九州中から選ばれた俳優により宮崎県立芸術劇場で上演(その後、神奈川・福島など巡回)予定だったブレヒトの代表作『三文オペラ』が去る2月5日、初日開演10分前に満員の観客を前に「権利関係者との調整がつかなかった」という理由で中止を発表されたというもの(「『三文オペラ』公演中止のお詫びとお知らせ」)。 10分前の全面中止となると、(舞台上の事故やコン

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  • 特定秘密保護法の刑事手続 ― 「秘密」は秘密のまま人は裁かれる? 二関辰郎|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2014年1月27日 憲法刑法競争法改正裁判 「特定秘密保護法の刑事手続 ― 『秘密』は秘密のまま人は裁かれる?」 弁護士 二関辰郎 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 1 はじめに 著作者やジャーナリストの団体、法学その他の学者・研究者、日弁連といった法律家の団体がそろって反対するなか、2013年12月、強行採決を経て特定秘密保護法が成立した。著作者の団体としては、たとえば、日映画監督協会・日児童文学者協会・日シナリオ作家協会・日美術家連盟・日家連盟及び日映画撮影監督協会があり、これら6団体が共同緊急声明を出している。ジャーナリストの団体としては、たとえば、日ペンクラブ・日新聞協会などがある。 この法律は、特定秘密の漏えいや、一定の不正な手段を用いた取得、それらの共謀、教唆、扇動に対する罰則を定めている(以下では、これらの行為をまとめて「秘密漏えい」とす

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  • “マジコン”規制のゆくえ ~ゲーム海賊版対策の最前線~ 北澤尚登|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

    2012年2月24日 競争法著作権裁判IT・インターネットゲーム 「"マジコン"規制のゆくえ ~ゲーム海賊版対策の最前線~」 弁護士 北澤尚登 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 1.はじめに デジタル化・ネットワーク化の進展にともない、様々なコンテンツについてユーザーのニーズに即した利便性の高いコンテンツ提供が可能となり、クリエイター側のビジネスチャンスも拡大しているといえます。ゲームの世界では、「バーチャルコンソール」などのダウンロードによるゲーム販売や、オンラインゲームの普及といった例が挙げられます。しかし一方では、「海賊版」の流通規模の飛躍的な増大によって、クリエイターの権利・利益に対する深刻な被害が懸念され、対策が課題となっています。 最近の著作権法関連のトピックでいえば、ACTA(模倣品・海賊版拡散防止条約)、TPP、SOPA(Stop Online Piracy

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  • 知財、メディア&アートの法務 第1回「全世界を巻き込む、Googleクラスアクション和解案の衝撃」- コラム・論文|骨董通り法律事務所 For the Arts

    2009.2.10 知財、メディア&アートの法務 第1回 「全世界を巻き込む、Googleクラスアクション和解案の衝撃」 弁護士 福井健策(骨董通り法律事務所 for the Arts) ■Googleクラスアクション、遂に和解 世界中の膨大な量の書籍について全文対象検索ができるという、野心的な「Googleブック検索」(http://books.google.com/)をめぐる米国での集団訴訟(クラスアクション)が、昨年10月に和解した。 Googleブック検索では、検索画面にある用語を入れればその用語を含む全ての書籍がヒットする。そして、保護期間が切れていたり必要な許諾を受けた書籍ならば全文が、そうでない書籍については書誌情報やスニペットと呼ばれる該当箇所の数行の抜粋が表示される。 こうした全文検索をおこなうためにGoogleは、ハーバード大学図書館など主要な図書館と提携関係を結び、そ

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