ブックマーク / www.sbbit.jp (14)

  • データで徹底分析「科学技術立国」日本の危機、論文の質「途上国並み」という現実

    工業資源が限られていることから科学技術立国として邁進してきた日。これまでノーベル賞受賞者も数多く輩出してきた。しかし今、徹底した定量データに基づいて各国の論文情報を分析すると、極めて危機的な状況にあることがわかる。中でもトップ10%論文率という論文の質の指標では、58カ国中52位と開発途上国レベルにまで下落しているという。『科学立国の危機: 失速する日の研究力』を上梓した豊田長康氏(鈴鹿医療科学大学学長)が一般社団法人システムイノベーションセンター(SIC)で語った。 主に技術系の書籍を中心に企画・編集に携わる。2013年よりフリーランスで活動をはじめる。IT関連の技術・トピックから、デバイス、ツールキット、デジタルファブまで幅広く執筆活動を行う。makezine.jpにてハードウェアスタートアップ関連のインタビューを、livedoorニュースにてニュースコラムを好評連載中。CodeI

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  • 映画館が「誇張でなく死ぬ」理由、なぜ鬼滅ヒットでも“売上8割減”になったのか

    新型コロナウイルスにより2020年の日映画興行収入(興収)は1,432億8,500万円と、2019年に比べ、ほぼ半減した。人々の外出自粛や映画館の短縮営業・休業により、客足が激減したため、売り上げが減っていることは容易に想像できるが、コロナ禍が映画館にもたらした「被害」、そして「緊急事態宣言」の影響は想像以上に大きかった。“売上8割減”に陥ったという関係者らから話を聞いた。 キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年よりフリーランス。 著書は『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』。おもな編集書籍は『押井言論 2012-2015』(押井守・著/サイゾー)、『ヤンキーマンガガイドブック』(DU BOOKS)

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  • 中国の若者がここまで“金持ち”なワケ、日本人が決定的に見落としているチャンスとは

    訪日観光客の数は3,000万人を超えた。史上最高の伸びだ。なかでも中国人訪日客は2019年に1,000万人に達すると予想される。ところが、「日企業はチャンスロスが多すぎる」。9月に出版した『中国「草セレブ」はなぜ日が好きか』(日経プレミアシリーズ)でそう指摘する著者・袁静さんに話を聞いた。 三宅玲子 [ノンフィクションライター] (Reiko Miyake) ニュースにならない中国人のストーリーを集積するソーシャルプロジェクト「BillionBeats」(http://billion-beats.com/)運営。 2009〜14年北京在住。「人物と世の中」をテーマに取材。 連載は、パートナーの西村友作(対外経済貿易大学教授)、大内昭典(投資会社勤務)をはじめ、BillionBeatsに寄稿する中国在住の各分野の専門家が、一般報道とはひと味違う切り口から持ち回りで執筆。 ターゲットは

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  • 星野リゾートの「一人情シス」がホテル運営を変革するまで |ビジネス+IT

    1914年、星野温泉旅館を軽井沢に開業し、104年の歴史を持つ星野リゾート。「ホテル運営の変革者」をビジョンに据え、海外のホテル事業者を競合相手に、既存のホテル業界を変革しようと取り組んでいる。急速に拡大・変化するビジネスの要請に応える役割を担ったのは、グループ情報システム ユニットディレクターの久英司氏だ。同氏は2018年8月29日に都内で開催された「BSIAシンポジウム2018」に登壇、「試行錯誤をし続ける星野リゾートIT戦略の目指す場所」と題した講演でITの「供給力」について語った。 「ITが事業拡大の足かせになった」ことからIT戦略立案に着手 軽井沢で老舗温泉旅館を経営していた星野リゾートは、1987年施行のリゾート法を契機に現在の経営方針に移行。リゾートや旅館に新規参入が増える時代に対応しようと企業ビジョンを「リゾート運営の達人」と設定した。 当時について、久氏は「同族経営

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  • 三流上司は飲みに行かず、二流は「社外の人」と飲む では一流は? |ビジネス+IT

    SBクリエイティブ株式会社 ビジネス+IT/FinTech Journal/SeizoTrendはソフトバンクグループのSBクリエイティブ株式会社によって運営されています。 Copyright © SB Creative Corp. All rights reserved.

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  • いよいよパスワードから解放か グーグル、マイクロソフトなど「WebAuthn」実装開始

    Google、Mozilla、マイクロソフトが「WebAuthn」の実装を開始。これによって「FIDO2」の普及が期待され、Webブラウザから指紋認証や顔認証などで簡単にWebサイトへのログインや支払いの承認といった操作が実現されそうだ。 ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。 多くのWebアプリケーションは、ユーザーの認証にユーザー名とパスワードの組み合わせを用いています。 しかしユーザー名とパス

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  • 川崎が「地獄」なら日本も地獄です──『ルポ 川崎』著者・磯部涼氏インタビュー

    ラップ、ヤクザ、貧困、人種差別──神奈川県川崎を舞台にしたルポルタージュ「川崎」は、『サイゾー』に掲載されるやいなや大きな話題を呼ぶ。若手ヒップホップグループBAD HOPや、ヘイト・スピーチと戦うカウンター団体「C.R.A.C. KAWASAKI」を取り上げ、川崎の過酷な現実を浮き彫りにした。連載をもとに大幅加筆し、『ルポ 川崎』(サイゾー)として刊行されたのを記念して、著者で音楽ライターの磯部 涼氏に話を伺った。 なぜ川崎なのか? ──川崎のリアルを描き、話題を集めている『ルポ 川崎』ですが、音楽ライターの方がこのような「ルポ」形式で書くのはめずらしいのでしょうか。 磯部涼氏(以下、磯部氏):音楽コーナーなのか、ノンフィクション棚なのか、書店は分類に迷うでしょうね。ただ、欧米では、音楽ライターがルポ形式で書いたも多いですし、日でも野田努さんや北沢夏音さんなどの音楽ライターが、同様

    川崎が「地獄」なら日本も地獄です──『ルポ 川崎』著者・磯部涼氏インタビュー
  • いよいよ「出生数ゼロ」自治体が各地に、遅きに失した少子化対策の末路

    自然減は実に11年連続。40万人という数は神奈川県横須賀市や大阪府枚方市、香川県高松市など中核市の人口に該当する。自然減は前年に比べて約7万2,000人増えており、人口減少ペースが加速している。 日人の出生数は戦後のベビーブームで団塊の世代が生まれた1949年に最多の269万6,638人を記録した。1953年から100万人台に落ちたものの、団塊の世代の子どもに当たる団塊ジュニア世代が生まれた1970年代前半に200万人台を回復した。しかし、その後は減少の一途で、2016年に初めて100万人の大台を割っている。 厚労省が日を含む先進7カ国の人口1,000人当たりの出生率を比較したところ、2017年の日が7.5で最も低かった。2015年の米国は12.4、英国は12.0、フランスは11.8と大きな差がついている。 政府は国民の結婚や出産の希望が実現すれば、合計特殊出生率(1人の女性が一生に

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  • ネットで「炎上に加担」しているのは「部長」だった

    そもそも「炎上」とはいかなるものか。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主催の「炎上から見るネット世論の真実と未来」に登壇した山口氏によれば「ある人物や企業が発信した内容や行った行為について、ソーシャルメディア上に非難的なコメントが殺到する現象」と定義する。 その発生の背景にあるのがネットの普及による「1億総発信時代」。インターネット利用人口は年々増加し、20代以下のソーシャル利用割合も50%超に達した。それに伴って、炎上事件が増加しており、現在は平均して1日1回以上は発生しているという。 炎上にはネガティブなイメージがつきまとうが、「良い影響もある」と山口氏は指摘する。たとえば企業の不正行為に対して、消費者の声が通りやすくなり、「弱者の立場の声が通りやすくなった」。 では、どのような企業が炎上被害にあいやすいのか、またどのような影響があるのか。企業の場合、大企

    ネットで「炎上に加担」しているのは「部長」だった
  • 高広 伯彦 氏インタビュー:コミュニケーションプラニングに求められるのはコンテクストの見極め

    モノが売れない時代といわれて久しい。最近ではTwitterやFacebookといった新たなコミュニケーションメディアも登場し、有効なアプローチ方法についてはまだまだ暗中模索の段階にあるようだ。こうした中、自社製品・サービスの開発において、より良い製品を作るプロダクトアウト型でも、顧客の声に耳を傾けて作るマーケットイン型でもうまくいかない、と悩む企画担当者は少なくないようだ。いま求められるのは、今までのコミュニケーション方法を一回リセットし、新たな発想で消費者と向き合うことではないか。電通・グーグルなどでマーケティングや広告セールスを手がけたスケダチの高広伯彦氏はそう指摘する。 同志社大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了(社会学修士)。博報堂、電通で主に営業、メディア開発やインタラクティブ・マーケティングなどに従事したのち、グーグル法人へ移籍。広告商品のマーケティングやYouTub

    高広 伯彦 氏インタビュー:コミュニケーションプラニングに求められるのはコンテクストの見極め
  • 【速水健朗氏インタビュー】ラーメン神話解体――丼の中にたゆたう戦後日本史

    国民として君臨するラーメン。そのスープの1滴、麺の1から、戦後の経済史、社会史、メディア史を見通す。速水健朗氏の新著『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)は、ラーメンとナショナリズム、グローバリゼーションとの葛藤を詳密に読み解いた意欲作だ。3年半に及ぶ執筆期間に、いかにして論考を熟成させ、論点をトッピングしていったのか――著者の速水氏に伺った。 ラーメン文化を支えるのは評論家? ヤンキー? ――新著『ラーメンと愛国』は、ラーメンを通して戦後現代史をなぞる、知的興奮に満ちた1冊です。10月18日という刊行タイミングは、ラーメンガイドブックのリリースラッシュともちょうど重なりました。速水氏の読者層以外のラーメンフリークからも反響があったのでは? 速水健朗氏(以下、速水氏)■いやいや(笑)。「ラーメン」と冠したではありますが、激ウマなラーメン屋の情報についても書いていませんし、ラーメン史にエ

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  • 【海猫沢めろん氏インタビュー】農業からネットゲームまで――現代の労働とやりがいをめぐる物語

    人気作家・海沢めろん氏の新作『ニコニコ時給800円』(集英社)は、仕事や職業をめぐる5つの物語が収録された連作小説だ。綿密な取材を踏まえて紡ぎ出されたストーリーは、なかなか見えてこない現代の若者の労働観なども捉えていて読み応えがある。書ができるまでの舞台裏や執筆を通して感じたことなどを著者の海沢氏に伺った。 ──『ニコニコ時給800円』は、連作短編小説の形をとって、5つの職業が描かれます。まず、ここで取り上げられた職業がピックアップされた経緯を教えてもらえます? 海沢めろん氏(以下、海沢氏)■職業ものの小説を書こうと思って、過去に読んだ小説を思い返してみたんですけど、どうもピンとくる作品がないんですよ。唯一、若い頃に読んだ純文学の小説で、岡崎祥久さんの『秒速10センチの越冬』という作品を、覚えてたんですね。なぜかというと、主人公の境遇が自分と似ていたからです。フリーターが主人公で

    【海猫沢めろん氏インタビュー】農業からネットゲームまで――現代の労働とやりがいをめぐる物語
  • 大震災の経済学を展望する――復興のための論点は何か:経済学者 田中秀臣氏論考

    東日大震災の発生以降、復興をめぐっては多くの経済政策についての議論がなされてきた。多くの論者や有識者が復興のための財源などについて発言する中、それらをどのように読み解けばいいのか――? 近日、上念司氏との共著『震災恐慌! 経済無策で恐慌がくる!』(宝島社)が刊行される経済学者・田中秀臣氏に、この未曾有の震災の対応について行われている経済論戦について論じていただいた。 東日大震災の発生からほぼ二カ月が経過した。震災発生まもなくから、経済学者やエコノミストそして政策担当者などの間で、活発に政策論争が展開されてきた。この論争は、誰の目にも明らかな危機的状況を前にして、はたして経済学が何らかの役に立つことができるのか否かの大きな分かれ目を形成しているようにも思える。また、事実この震災をめぐる論争の帰趨次第では、(ある特定の)既得権益と既得観念の組み合わせが経済災害を引き起こすことで、今回の大震

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  • 【高橋秀実氏インタビュー】ノンフィクション作家は、どのようにメモを活かしているか

    最新巻『おすもうさん』(草思社)やこれまでの著書でも丹念な取材のうえで独特の視点を提示するノンフィクション作家の高橋秀実氏。その取材におけるメモの役割などを中心に書き手としてのスタンスなどについてお話を伺った。 メモの効果とそのテクニック ──『おすもうさん』を読んでいて、不思議なのは会話の再現なんですよ。その場にいるような感覚になる。取材の際にメモは取られるんですか。 高橋秀実氏(以下、高橋氏)■メモは取ります。わたしの場合、いつもテーマが曖昧なんですよね。そうするとメモも、「今日は久しぶりに晴れてよかったですね」というような、他の人だと書き留めたりしない時候のあいさつ的なことをメモする。 ──変わってますね。当に? 高橋氏■ええ。たとえば、野球賭博についての取材であれば、それについてどう考えているのかという部分についてメモしますよね。だけど、わたしはテーマが漠然としていますから。最初

    【高橋秀実氏インタビュー】ノンフィクション作家は、どのようにメモを活かしているか
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