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  • 戦争だけが歴史じゃない 2024年大河ドラマ「光る君へ」時代考証・倉本一宏教授インタビュー【前編】 - 東大新聞オンライン

    2024年の大河ドラマ「光る君へ」。紫式部が主人公となる作は、平安貴族の世界を描く初めての大河ドラマとなる。「光る君へ」の時代考証を務めるのは、日古代史・古記録学を専門とする倉一宏教授(国際日文化研究センター・総合研究大学院大学)だ。大河ドラマの見方や、日古代史研究の魅力、歴史への向き合い方について話を聞いた。(取材・山口智優) 倉一宏(くらもと・かずひろ)教授(国際日文化研究センター・総合研究大学院大学) 89年東大大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。09年より現職。著書に『紫式部と藤原道長』(講談社)、『平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』(NHK出版)など。 【後編はこちら】 研究者を目指したきっかけや、平安時代の「リアルな歴史」を学ぶことの重要性について聞きました。取材こぼれ話も合わせて掲載しています。 史実とドラマは別物 区別して楽しんで ─

    戦争だけが歴史じゃない 2024年大河ドラマ「光る君へ」時代考証・倉本一宏教授インタビュー【前編】 - 東大新聞オンライン
  • 東大、新型コロナウイルス感染阻止が期待できる既存薬剤を同定 - 東大新聞オンライン

    井上純一郎教授、山瑞生助教(ともに医科学研究所)らは3月18日、新型コロナウイルス感染初期のヒト細胞へのウイルス侵入過程を阻止し、効率的に感染を阻害する可能性のある薬剤を明らかにしたと発表した。 会見で説明を行う井上教授(撮影・中野快紀) 今回新型コロナウイルス感染阻害に有効な可能性が明らかになったのは急性膵(すい)炎などの治療薬として使用されている「ナファモスタット」。日で開発された薬剤で、開発元の日医工が「フサン」という商品名で発売している他、特許が切れた現在では後発医薬品(ジェネリック医薬品)の販売も進んでいる。 発表によるとナファモスタットは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであるSARS-CoV-2の感染の第一段階である、ウイルス外膜と感染する細胞の細胞膜との融合を阻止することで、ウイルス侵入過程を効果的に阻止する可能性がある。 COVID-19の治

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  • 東大、2年以上にわたりセクハラを行った50代男性教授を停職4カ月の懲戒処分に - 東大新聞オンライン

    東大は2月6日、指導する学生にセクハラを行った50代男性の大学院教授に対して、1月29日付で停職4カ月の懲戒処分を行ったと発表した。 東大によると、当該教員は2年以上にわたり指導する大学院学生に恋愛感情を示し続け、当該学生が教授との交際を望んでいないことを十分に認識しながら、なお執拗(しつよう)に交際を申し込んだ。交際を拒まれるたびに研究の予定を変更したり、不機嫌になったりするなど指導する学生を翻弄し、研究が続けられなくなるほど精神的に追い詰めたという。意に反する身体接触も行ったとされる。 当該教員の行為は、東大の教職員就業規則にある「大学法人の名誉又は信用を著しく傷つけた場合」「その他この規則及び大学法人の諸規則によって遵守すべき事項に違反し、又は前各号に準ずる不都合な行為があった場合」に該当するという。懲戒には戒告から懲戒解雇まで6段階存在し、停職(最長6カ月)は3番目に重い処分となる

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  • 東大入学式2019・上野祝辞アンケート分析② 回答理由の記述から - 東大新聞オンライン

    東京大学新聞社は、2019年度学部入学式で上野千鶴子名誉教授が述べた祝辞について、東大内外の全ての人を対象にアンケート調査を行い、東大生(院生含む)603人を含む4921人から回答を得た。この調査では、祝辞を評価したか、学部入学式にふさわしいと思うかを5段階で回答した後、回答の理由を任意で記述できるようにしていた。この記述から、祝辞を個々人がどのように受け止めたのかより詳細に探りたい。 (構成・山口岳大) 【関連記事】 東大入学式2019・上野祝辞アンケート分析① 回答傾向の分析から 東大入学式2019・上野祝辞アンケート分析③ 自由記述紹介前編(ジェンダー編) 東大入学式2019・上野祝辞アンケート分析④ 自由記述紹介後編(強者と弱者編) 東大入学式上野祝辞 依頼した東大執行部の問題意識とは 2019年度入学式 ※凡例 ・基的に原文を尊重し、表記統一は施していない。 ・各意見の末尾には

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  • 「姫野カオルコ『彼女は頭が悪いから』ブックトーク」レポート ~「モヤモヤ」とともに振り返る~ - 東大新聞オンライン

    2016年、東大生・東大大学院生5人による集団強制わいせつ事件が起き、世間に衝撃が走った。あれから2年以上がたった2018年7月、事件に着想を得た小説『彼女は頭が悪いから』(文藝春秋社刊)が出版され、再び大きな話題となった。 そんな中、2018年12月に東大駒場キャンパスで開催されたブックトークイベント。あっという間に過ぎた、濃密な2時間の内容を、編集部員によるイベントの書き起こしと共に振り返る。 (取材・石井達也、一柳里樹、高橋祐貴、武沙佑美、楊海沙 構成・武沙佑美 撮影・石井達也) ※レポート記事文のリンクをクリックすると、書き起こしの該当発言部分にジャンプし、ジャンプ先のリンクをクリックするとレポート記事文に戻れます。実際にどのようなニュアンスでの発言だったのか、少しでも感じ取る手がかりにしていただけますと幸いです。 <イベント詳細> 日時:2018年12月12日水曜日 19時~

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  • 高橋まつりさんの死は人ごとか 東大OGの過労死を巡って - 東大新聞オンライン

    2015年3月の卒業式当日に撮影した写真(写真は高橋幸美さん提供) 2015年12月、電通の新入社員だった高橋まつりさんが長時間の過重労働を苦に、自ら命を絶った。だが現在、この事件を受けても東大生には「自分は過労死をしないから大丈夫」「激務でも自分なら大丈夫」と根拠のない自信を持つ傾向が少なからず存在するのではないか。「彼女の死はあくまで例外的な出来事だから」。就活を控えた東大生の一人がぽつりと口にした言葉から、その根拠なき自信が透けて見えるように感じた。東京大学新聞社は母親の高橋幸美さんや関係者の方々に高橋まつりさんがどんな東大生だったか、どんな思いで電通に就職したのか話を聞いた。高橋まつりさんの境遇は、就活を控えた学生にとって果たして人ごとの話だろうか。 (取材・福岡龍一郎、石原祥太郎、久野美菜子) 「根性無し」ではない 高橋まつりさんは04年、静岡県にある中高一貫校に授業料免除の特待

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  • 本郷―柏キャンパス間で無料シャトルバスの試行運行を開始 - 東大新聞オンライン

    写真は柏地区共通事務センター提供 郷キャンパス―柏Ⅰキャンパス間を走るシャトルバスの試行運行が11月21日から始まっている。運行は平日の1日2便で、料金は無料。定員は1便当たり9人で、乗車にはウェブサイトでの予約が必要だ。期間は2016年度末まで。 柏地区共通事務センターによると、試行運行の実施は郷―柏間移動の利便性向上が目的。教職員・学生からの意見や要望を踏まえての試みだという。 現在は①午前9時半郷キャンパス発②午前11時半柏Ⅰキャンパス発―の2便を運行。対象は東大の教職員・学生で、利用した学生からは「数を増やしてほしい」などの要望があったという。今後の規模拡大については「試行期間の利用状況などを踏まえ検討する」とした。 柏キャンパスは15年度に試行された「東京大学キャンパス計画大綱」で郷・駒場と並ぶ「東京大学の中核」として位置付けられる。10月には柏Ⅰキャンパス―つくばエク

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  • 摩天楼の中で、映画プロダクションを学ぶ。【連載:映画留学記2】 - 東大新聞オンライン

    ご無沙汰しております。第二回の連載が、とても遅くなってしまいました。東大文学部を卒業し、米・コロンビア大学大学院でフィルムプロダクションを学んでいる後藤美波です。 東京での3か国合同映画制作 夏休みには、ニューヨークで自身の短編映画を監督し、東京でクラスメイトの監督する短編映画をプロデュースしており、大変忙しく、同時に学ぶことの多い時間を過ごしました。夏の暑い東京で、シンガポール・中国・日の3か国クルーに手伝ってもらい、オール日人キャストを、日語を話さないシンガポール人の監督と協力して撮影するのは、全く初めての経験で、撮影終了後にはもうヘトヘトでした。 撮影の様子(写真は後藤さん提供) 同じアジア圏からの学生と一緒に働くとはいえ、バックグラウンドが異なる者同士が限られた時間の中で一つの作品を作るには、絶え間ない対話が必要となります。例えば小さなところでは、「カチンコ」の作法も異なりま

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  • NHK『とと姉ちゃん』から見る東大 花森安治の青春を「帝国大学新聞」で振り返る - 東大新聞オンライン

    朝ドラ『とと姉ちゃん』が人気を博している。高畑充希さんの演じるヒロイン小橋常子が、亡くなったお父さんの代わりに家族を守ることを決意し、周囲の人に助けられながら成長する物語だ。 ヒロインのモチーフである大橋鎭子は、戦後を代表する雑誌『暮しの手帖』を立ち上げた人物。「人々の暮らしに役立つ雑誌」をモットーに、全盛期には100万部近くを売り上げた。そして、そのヒロインを支える天才編集者が、唐沢寿明さん演じる花山伊佐次。『暮しの手帖』の編集長だった花森安治がそのモチーフだ。 昭和きっての名編集者として知られる花森安治は、帝国大学出身のエリートとして大政翼賛会の宣伝部門で戦争に協力し、戦後はその悔恨から、一貫して「人々の暮らし」を重視する編集方針を貫いた。「女性の気持ちを理解するため」おかっぱ頭にスカートという出で立ちで、燃えているストーブを倒す、パンを4万3088枚焼くなどの、独創的な製品テストを

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  • 東大卒は、社会的課題を解く仕事をしてほしい - 東大新聞オンライン

    連載「東大起業家たちのイマ」、今回はアブラハム・グループ・ホールディングスの高岡壮一郎氏に話を聞きました。かつては「失敗」も経験した同氏に、新しく取り組む事業、そして東大生へのメッセージを聞きました。 ――起業するまでのきっかけを教えていただけますか? 1999年に東大を卒業した後、三井物産に入社しました。海外投資・M&A・IT事業の新規立上げ等に従事した後、2005年に起業しました。起業のきっかけは、新しい時代の財閥を作りたいというものです。 三井物産も、元をたどれば明治の開国という大きな節目に18人から始まったベンチャー企業でした。ちょうど2005年は、日の人口が増加から減少に変わる転換点だったんですね。この大きな節目に「齢30にして立つ」とアブラハム・グループ・ホールディングス株式会社を創業しました。 ――起業されてからの事業内容を教えて下さい。 企業から個人にパワーシフトが起き

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