[ソウル 26日 ロイター] 韓国の憲法裁判所は26日、性行為のために結婚の約束をすることを禁じる刑法の規定を、違憲であるとして無効にした。 同裁判所は、56年前に制定されたこの規定が、女性の性的自由の権利を侵害するもので、国は個人の問題に介入すべきではないと考えを示した。 「淫行の常習がない女性に結婚の約束をして性交渉をした場合」に、最高で禁固2年もしくは罰金500万ウォン(約37万円)が科せられるこの規定に対し、2人の男性が性交渉は個人の道徳の問題であり、刑事罰の対象にすべきではないと訴えていた。 また、複数の人権団体がこの規定について、女性が劣っているとの見方に基づいた時代錯誤なものだと述べていた。