東洋経済の最新号特集記事「共済の正体」を興味深く読んだ。JA共済、都道府県民共済、全労済、CO・OP共済の4大共済と、いわゆる無認可共済についての大特集。 4大共済のうち3つは加入者数で日本生命を上回り、大きな力を持つに至っている。特に、県民共済は大躍進を続けており、昨年の新規加入件数は157万件。すごーい。 もちろん、これら制度共済が問題を抱えていないわけではない。将来の支払いに向けた準備金の積み立てが十分になされていないことや、保険会社なみのコンプライアンス体制が必ずしも整備されていないことはよく指摘されているし、本特集では「リスク耐久度」と「ガバナンス体制」という視点から、これらを良い面・悪い面の双方から評価している。 もっとも、彼らの問題点を指摘するのが本エントリーの目的ではない。共済の商品が完璧であるとは思わないが、生保が低迷するなかで県民共済がこれだけの大躍進を続けてきたのは、