11日付のオーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、男性ではないかとの疑惑が浮上していた陸上の世界選手権ベルリン大会女子800メートル優勝のキャスター・セメンヤ(18)=南アフリカ=について、医学的検査の結果、男性と女性の生殖器を持つ両性具有であることが分かったと報じた。 同紙によると、セメンヤには卵巣がなく、男性ホルモンのテストステロンを大量に分泌する精巣が体内にあることが医学的報告で示されたという。同選手は先月のベルリン大会の後、血液や染色体のほか婦人科の検査を受けていた。国際陸連(IAAF)は対応を検討した上で結果を発表したい意向とみられる。 IAAFのスポークスマンは「これは薬物使用といった意図的な不正の問題ではなく、医学上の問題だ」としている。同紙は、セメンヤは同大会での金メダルを剥奪(はくだつ)されることはないものの、2位だったケニアのジェネス・ジェプコスゲイに別に
ベルリンで行われた陸上の世界選手権が23日、閉幕した。今年で12回目の大会には201の国と地域から1984選手が参加。熱戦の模様は連日、TBS系列で放送されたのだが、今年はどうも様子が違った。これまで、くどい程に連呼されていた選手のキャッチコピーが、日本陸連からの要請を受けて“自粛”されたのだ。 キャッチコピーは世界陸上の名物ともいえる存在だったが、確かに、やりすぎな感は否めなかった。「世界の鉄人」室伏広治ぐらいならまだわかるのだが、「スプリント夫婦道」小島茂之、「追い込み白虎隊」佐藤光浩、「居酒屋ハードラー」八幡賢司、「歩く飛脚」谷井孝行、「IQウォーカー」明石顕、「最後に笑うイケメン」諏訪利成とかになってくると無理やり感が漂う。 外国人選手も同様で「ムッシュ独占禁止」マルク・ラキル、「ハードルなぎ倒し男」アレン・ジョンソン、「弾丸ママはパリジェンヌ」クリスティーン・アーロン、「嵐を
女子800メートルで優勝したキャスター・セメンヤ(18)=南アフリカ=がレース後、性別疑惑を指摘され、国際陸連が医学的な調査を始めた。ピエール・バイス事務局長が明らかにした。 セメンヤは、前回優勝した2位のジェプコスゲイ(ケニア)に2秒以上の大差をつけ、今季世界最高の1分55秒45で圧勝。最後の200メートルだけで20メートル近い大差をつけた。昨年までの自己ベストは2分4秒23。急激な記録の伸びと逆三角形の体形などから、海外メディアの間では疑惑がささやかれていた。 ただ、本人は子供のころから女の子として育っており、同陸連も「競技以上に彼女の人間としての問題になる。非常に繊細な問題であり、慎重に扱わねばならない」(デービス広報部長)と歯切れが悪い。 セメンヤは圧勝にも笑顔を見せず、記者会見も欠席。バイス事務局長は「疑っているのではなく、当然女性だと思っている」と語ったが、国際陸連が南アチーム
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く