最盛期を迎えた干支(えと)の土鈴づくり=札幌市中央区、吉本美奈子撮影 師走に入り、札幌市中央区の北海道神宮境内の神宮窯では来年の干支(えと)寅(とら)の土鈴作りが進められている。約40年前から制作する中畑房子さん(83)によると、6月ごろから作り始め、焼きや彩色などの工程を経て、約6500個が用意されるという。全体を黄色に塗り、更にしま模様を描く寅が十二支の中で一番手がかかるため、作業は夜中まで続く。「いろんな人の願いをかなえるためお前たちがんばれよ、という気持ちで作ってます」と中畑さん。1個千円で、三が日には売り切れる人気の縁起物だ。