あんこ好きにはたまらない逸品と鉄道ファンのメッカ、栃木・真岡(もおか)で出会った。「めっけ!」の気分。 これだからあんこ旅は止められない。 ぜいたくな丹波大納言をじっくりとブレンドした小倉あんをこしあんの時雨(しぐれ)で渦巻き状に巻いたもの。 菓名は「真岡しぐれ」、1本1520円(税込み)。 タネを明かせば、私がずっと追っている江戸幕府の終えんとともに暖簾をたたんだ御菓子司の一つ「紅谷志津摩(べにやしづま)」の流れを汲むかもしれない和菓子屋「紅谷三宅」を訪ねたときに偶然見つけたもの。 いちご大福や草餅、かわいい動物の煉り切りが目玉の和菓子屋さんで、地元では有名な店だった。 正午過ぎに着いて、店内をのぞいてみたら、いちご大福はきれいに売り切れていた。和菓子だけでなく洋菓子も並んでいた。 いい店構えのセンスのいい店で、感じのいい女性(2代目の奥さんだった)と話すうちに、「真岡しぐれ」の存在に気
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