元旦から一夜明けた1月2日、ファッションビル「SHIBUYA109」(渋谷区道玄坂2、以下109)では入居する各店が目玉の「福袋」を売り出す初売りが始まり、早朝から1万人を超える若者が列を作った。 オープン後、殺到する客で店内は騒然 開店直後にはお目当ての福袋を手にした若者が袋を開け、エントランス付近がフリーマーケット状態になる「福袋交換会」も恒例になりつつある109の初売り。今年は、例年は行列客が減り始める午後になっても一向に列が途切れず、館内では年初めの「お祭り」状態が続いている。 徹夜組を含む行列客は、朝7時前の時点で2千人を突破。「ダンボールで家を作って昨日(1日)の昼から並んだ」という先頭集団にいた八王子在住の高校2年生、あいみちゃんは今年で4年目の「参戦」。予算は3~4万円で、「目当てのブランドの福袋を買ったら、あとはなるべくパンパンに服が入っている袋を選ぶ」と息巻く。 6時に