パイプライン処理(時間的並列処理)パイプライン処理とは、一つの操作を複数の部分操作に分解し、それぞれが独立に、かつ同時に処理できるユニットを用意し、並行して動作させる並列処理のことを言います。 例えば命令をメモリから読み出して、演算を行って、演算結果を記憶装置(メモリまたはレジスタ)に格納するまでの一連の作業を次のような分担のユニットに分けます。 命令を読み出すユニット(フェッチ)命令コードを解読・翻訳するユニット(デコード)演算を実行するユニット(演算)演算結果を記憶装置に格納するユニット(格納)各々のユニットは他のユニットとは完全に独立して自分の仕事を行います。通常は1クロックで仕事を終えて、次のユニットに処理結果を送ります。他のユニットが何をどう処理していようがお構いなく、自分の仕事だけをひたすら1サイクルで行います。 上記の場合「1」~「4」の4段階でひとつの命令の処理が終わるので