チャージポンプとは、コンデンサとダイオード(スイッチ)を組み合わせて出力電圧を昇圧する回路で、DCDCコンバータの一種です。 充電されたコンデンサの下端電圧の上げ下げを繰り返すことで、ダイオードのカソード側に入力電圧より高い電圧を出力することができます。 チャージポンプの動作原理は、スイッチトキャパシタを応用したものです。 スイッチトキャパシタ電源については下記記事をご参照ください。 スイッチトキャパシタ電源の動作原理【昇圧・降圧・双方向動作が可能】 >>各メーカーのチャージポンプICの性能比較を見る チャージポンプの基本的な仕組み チャージポンプの基本動作は下図のようになります。 ※説明を分かりやすくするため、ダイオードのVFは無視します。 まず、VINから1段目のコンデンサ:C1に充電され、C1の上端電圧は5Vになります。 C1の下端はドライバ回路に接続されており、入力からの充電時は0