デミは“B級映画の帝王”と呼ばれる映画プロデューサー、ロジャー・コーマンの門下生として低予算映画を制作し、1977年公開の「怒りの山河」でメジャー作品デビュー。1986年にはコメディ「サムシング・ワイルド」を手がけ、1991年に公開されたサイコサスペンス「羊たちの沈黙」ではアカデミー賞で作品賞、監督賞を含む5部門を受賞した。そのほかにもトーキング・ヘッズのライブ映画「ストップ・メイキング・センス」、トム・ハンクスにアカデミー賞主演男優賞をもたらした社会派ドラマ「フィラデルフィア」などを監督。ジャンルを問わず幅広く活躍した。 この訃報に触れ、「ショーン・オブ・ザ・デッド」などで知られる映画監督のエドガー・ライトは「偉大なるジョナサン・デミが亡くなったことを知って悲しみに暮れている。劇映画、ドキュメンタリー、ライブ映画とジャンルを問わず彼の作品にはいつも感服させられてきた。彼にできないことはな