埼玉県さいたま市が整備を進めてきた都市計画道路町谷本太線の鴻沼工区(桜区西堀2丁目から中央区大戸1丁目まで)の工事が完了し、31日から供用開始される。市役所前を通り、国道17号線と同バイパスが結ばれ、東西方向のアクセスが向上する。 開通するのは延長766メートルの区間。片側1車線、幅16メートルの道路で、両側に歩道を設置。JR埼京線と交差する西側は高低差があるため、127メートルのトンネル区間「西堀氷川トンネル」になる。 市道路計画課によると、国道17号線と同バイパスを結ぶ東西道路は数が少なく、交通渋滞の緩和や市街地の活性化を目的に2006年度から整備を進めてきた。総事業費は約64億円。供用開始は31日午後2時から。